最愛 3 (ページ14)

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ぜんっぜん眠れなくて

寝返りばっかりうって

朝になって、やっと少しだけ眠った。

せっかくの休日も何もする気にならなくて

今日は一日中ベッドでゴロゴロしていようかと思ったけど。

こんな時は一心不乱になるほうがいいんだ!

と思って
大掃除しようと決めた。

バスルーム、キッチンと、ピカピカになった頃には、気持ちも少しすっきりしてきて

洗いたての良い香りがするシーツをピンっとベッドに張ったら、いますぐベッドに入りたくなったけど。

ピカピカのバスルームで、自分自身もピカピカにして。

明日はネイルサロンに行こうとか、

髪色少し変えてみようかな？とか、

気がついたら、

櫻井課長はどんなのが好きかなー

って考えている通常モードの私に戻っていた。

カラダと顔のお肌のお手入れをして、

昨日の事をまたぼんやり考えてたら

課長がイライラした理由がやっぱりわかんなくて

このまま聞かないままでいたら
また泣きたくなるから。

課長にLINEしてみようかな？

って思った。

でもなかなか

なんてキリ出せばよいのかなって

考え込んで

ストレートに、

どうして怒ってるのですか？

っていきなり聞いてもいい？とか

難しいと。

キンキンに消えたサイダー飲みながら

プチプチ消えていく泡のように

モヤモヤが消えればいいのにと思ってた。

ら

電話が鳴った。

課長からだった。

早く出ろA!!

いや、待って、どうしよう！

いいから早く出ろ!!

切れちゃうよ！

1人葛藤を最大限隠して

深呼吸をして

平常心を装って

ゆっくりと

電話に出た。

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