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相葉くんが
「翔ちゃん課長！みんなで話してたんですけど、決起会みたいなのやりましょうよ。」
櫻井課長は、うんうん頷きながら
「俺もそう思ってたよ。週末とかどうかな？」
課のみんなが口々に、OKだしてる。
「じゃ、俺、店予約しておきますね！」
相葉くんがどこがいいかなーとか言いながら席に戻ってくと
先輩方から、あそこは？いやあっちのほうが
とかって提案されて、みんな楽しそう。
今日が初日だけど、チームワークは良さそう。
私も頑張らなきゃ。
自分のデスクに戻って、明日のみんなのスケジュールをまとめて、タスクを設定したり、やらなきゃ行けない事はまだまだ山積みだけど、やり甲斐がある。
何より
すぐ近くに櫻井課長がいて
パソコンに向かってるメガネ姿や
ペン回しながら考えてる姿とか
見放題なんだから
幸せ。
って、見てたら
櫻井課長がチラっとこっちみて笑った。
「A、ちょっときて。」
って呼ばれて、
仕事だけど嬉しくて
ワンコならきっとシッポぶんぶん振ってるくらいなのに
「はい。なんでしょう？」
平常心を装ってそう話す。
「予定通り、定時に出れそう？」
「はい。」
「ん。じゃ、色々見つかると煩いから、駅裏で待ってる。」
「はい。」
そうよね。
彼女がいるのに、他の女性と出かけるのは
例え仕事の延長でも、良いとは言えないものね。
それでも嬉しくて
ソワソワして
定時までのあと15分が長く感じた。
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作者名：ハルヒ
| 作成日時：2019年10月21日 20時
