最愛 2 (S.S) (ページ31)

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課長が出ていってから、岡田先輩の
格闘技講座が始まって

みんな次々に倒されて
すっごく面白くて

私にも護身術を教えてくれて

相葉くんで試してみたら
バッチリ決まってしまって

「痛いよーー！岡田先輩Aにちゃんと教えすぎー。」

岡田先輩は

「ちゃんと教えておかなきゃ、俺たちのお嬢が危険な目にあったらどうするんだ！」

お嬢って、私？(*´艸`*)

可愛がっていただけて嬉しい。

だけど

本当の私は

身勝手な事を期待したりする悪い子だ。

「迂闊に迫れなくなるよー」

って相葉くん(笑)

「迂闊に迫るんじゃない！」

って岡田先輩に締められてた。

「そういえば岡田、昔さ、櫻井に教えてなかったっけ？」

三宅先輩がそう切り出すと

「ああ、教えた教えた。あいつが入社してきた時だよ。」

「そうだ。あいつさー、すっげー可愛かったんだよな。」

巷のウワサじゃバイでは？と噂されてる先輩が、ニヤニヤ笑いながら言うから、きっとほんとに可愛かったんだ、櫻井課長。

「翔ちゃん課長が可愛かったんですか？
カッコいいんじゃなくて？」

相葉くんが倒れたまま先輩に尋ねてる。

「カッコよかったけどさ、顔が可愛くてさ。女子社員の誰よりも可愛いんじゃないかって。
セクハラパワハラ紛いな事もあったんだよな。」

「あったよな。あの時の上司は最低だった。」

「櫻井も橘も仕事が出来る分だけ嫌がらせされてたよな。」

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