最愛 2 (S.S) (ページ1)

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「A何ニヤニヤしてんの？」

って相葉くんに言われて驚いた。

「ニヤニヤなんてしてないよ。」

「そう？なんだか嬉しそうに見えたけど？」

ヤバいかも。

私ってもしかして顔に出るタイプなの？

秘書なら何事にも動揺せず
常に平常心で顔色ひとつ変えちゃいけないのに。

松本課長のようなクールビューティがお手本。
プライベートの可愛い笑顔とのギャップが凄いけど。

「何もないよ。それより相葉くんこそ何かあった？」

「あぁ、うん！あのさ、みんながAのLINE知りたいって。」

「ええっ？先輩方が？」

「うん、電話番号も。」
「外回りの時に連絡できるようにって。」

「それは代表電話番号からでよくない？」

「俺もそう思う。でも俺、下っ端だから言えなくてさー。聞いてこいって言われちゃったから。」

会社から配布されてる携帯なら問題はないけれど、私には当然まだ会社携帯は無くて。

同じ部署の人だから安心してもいいのだろうけど、今日会ったばかりの知らない人だし。

うーーって考えてたら

「A、ちょと来て。」

って櫻井課長から呼ばれたから

「ごめんね、相葉くん。先に課長の所行ってくるね。」

「うん、わかった。Aごめんね。」

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