６ ページ6
M side
翔くんを後部座席に座らせ、リーダーがその隣に、俺は助手席に乗り込みすぐさま出発。
曲がり角を過ぎ、後輩くんの姿が見えなくなったところで翔くんはようやく、今まで頑張って耐えていた感情を素直に解放しはじめたんだ。
翔「…ひっく…うわあぁぁーん！！…」
もうね、ギャン泣き^^;
智「よしよし、頑張ったね翔くん^^もう大丈夫だよ〜」
翔「ぐすっ…いたいよぉー(泣)さとしくぅぅーん！！…」
顔をぐしゃぐしゃにして、これでもかってぐらい大声で泣き叫び、リーダーにべったりの翔くん。
ニノの前ではひたすら心配かけないよう大人しく我慢して…ましてや後輩達の前で泣き顔なんて見せられないもんね。
おかげで俺の肩んとこすげぇビショビショだけど(笑)
翔「ふぇぇーん！…」
智「よしよし、痛いねぇ…かわいそうに」
まあ、これだけ泣くエネルギーが有り余ってて意思疎通も出来るんだから、ある意味そこまで緊急性はないのかもしれないけど。
そう思う反面、こんなに泣いてる翔くん珍しいからちょっと心配…。
もちろん、足の具合もすごく気になるところ。
翔「ひっく…びょーいん、こえぇーよぉー！」
智「ふふ^^大丈夫だよぅ翔くん(笑)」
でも、不謹慎ながらそんな翔くんをちょっと可愛いと思ってしまうのも事実…///
だけどさ、リーダーが一緒でマジ助かったよ。
もし俺がこんな翔くんと２人っきりだったらどう対処していいか…^^;
そんな事を思っている間に
マネ「翔さん、あと３分くらいで着きますよー」
翔「んっ…ありがとっ…」
到着に合わせてまた一生懸命泣きやもうとする翔くん。
偉いなぁ…
智「んふふ^^お顔きれいにしておこうね」
リーダーがティッシュを取り出すと、翔くんはそれを自ら受け取り涙を拭いた。
智「偉いねぇ翔くん…」
病院に着くと、裏口で先生が車椅子を手に待ち構えていてくれた。
俺らも一緒に診察室へ…
その途中、相葉くんからメールが入った。
『ニノちゃん落ち着いたよ。今からタクシーでそっち向かうけど、心配だから先に隣の内科で診てもらってくるね。本人はもう大丈夫って言うんだけど、念の為ってことで！もうちょい待っててね☆』
よかった…まずはひと安心。
ありがとね相葉くん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅう(プロフ) - 悠さん» 悠さん、ありがとうございます！！コメントすごく励みになります(*^^*)頑張ります♪ (2018年4月21日 21時) (携帯から) (
レス) id: 09bab4301f (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 移行おめでとうございます(￣∇￣ﾉﾉ"ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ!! これからも投稿を楽しむに待ってます(^_^) (2018年4月21日 20時) (レス) id: 25fb8acde4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちゅう | 作成日時：2018年4月21日 16時
