好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

唐揚げリベンジ ページ46

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あの日以来、また会えない日が続いたけど
玲於くんのおかげであたたかいきもちに
なれることができたわたしは
あっという間に立ち直り、
また充実した日々を過ごしていた。




そしていよいよ渡米１日前。



【今日21時に帰るから。】

【一緒に飯食お。】




身支度の最終チェックをしていた時
届いた２件のメッセージ。


『わぁ…うれしいな、！』




【嬉しい！がんばってかえってきてね୨୧】




急いで切り上げて、ご飯の支度をはじめる。
メニューはそうだな、、唐揚げリベンジしちゃお。




そうと決まれば、
お肉解凍して、下味つけて、ご飯炊いて
お風呂入って、顔パックして、鼻歌歌って
帰ってくるまでのあいだウトウトして。
いつものルーティン。




コツコツコツコツコツコツ

時計を見上げると21時12分。

チャリチャリチャリ

帰ってきたな…！


バッ！
『おかえりなさい玲於くん…！』


［ただいま。あれ、なんか痩せた？(笑)］



最近は、
まじ心臓とまるからその登場の仕方やめてくんね？
ってゆわれることはなくなって、

逆に、
１回寝ちゃってたことがあって気づかなかった時
出迎えなかったら心配するからやめてって
怒られちゃった始末。



『そうかな？それって喜んでいいやつ？(笑)』



［ん〜あんまよくないかも？(笑)
あのさ…今日はAちゃん家でご飯食べてもいい？］



『んえ！…あ、えっと、いまファッションショーしてて足の踏み場があんまない状態なんだけど、いい？…』



あ、じゃあやめとくわ(笑)なんて
玲於くんお家の中入っていっちゃって。


嘘じゃないよ？ほんとだよ？
今お部屋の中入ってもトランクケースと各種手荷物とお洋服が散らばってるもん(笑)



でも、そっか、そんなこと言ってくれるんだ、
これからはちゃんと常に綺麗をキープする
ようにしなきゃだ…(照)





『お邪魔しま〜す…！今日は唐揚げだよ〜♡』




思った通り、玲於くんおお！って喜んでくれた。
うれしいな。かわいいな。


［そうえいばさ、前にAちゃん言ってたじゃん、唐揚げ事件がどうとかって、あれって何のことなの？］



わぁ、なつかしいな、意味もなく落ち込んでた
時期だ…きっともう時効だよね、話してもいいかな？




『笑わないで聞いてね？』



［えなに、そうゆうかんじなの？それは約束できねぇかも］



『じゃあ話さない』



［うそうそ、笑わないから、教えて？］



『あのね．．．』

そろそろ→←必ず、絶対、100億％

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