好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

バレバレ ページ41

玲於Side



コテンッ



［あ、寝た．．．］




左肩に重みをかんじて振り向くと
Aちゃん、気持ちよさそうに寝てて





ほんと無防備なんだよな〜こいつ。
…かわいいやつめ。






亜嵐｢わーーーAちゃん
寝ちゃってるかわい〜！！｣


涼太｢Aちゃんお酒強いと思ってたけど
やっぱ女の子だね｣


龍友｢お持ち帰りしたい…｣



［はいそこ変な目でみないでくださーい］




亜嵐｢ねえ玲於たちはいつひっつくのお〜？
あれ、もしかしてもうひっついてるう〜？｣


［えっなんのはなし］



隼｢隠さなくてもバレバレってこと、
みんな玲於がAちゃんのこと好き
なことくらい知ってるよ〜〜〜｣




は、うそだろ？




龍友｢玲於すごいもんなあ。いっつも
Aちゃんは俺のもの！感はんぱないもん｣



［そ、そんなことねぇし？
そもそもこいつ彼氏？いるのかもしんねぇのに…｣




涼太｢それはないと思うよ〜
こないだ話した時いないって言ってたし｣





え…なにこの本人から教えてもらうかんじ
でもまあいいや、これだけ聞けただけでも
俺の気持ちはだいぶ楽になる




隼｢なににやにやしてんの玲於｣




［は、してねぇし黙れ金髪豚野郎
楓さんほんとにこいつでいいんですかぁ〜？］



隼｢あ〜〜もうやめて変なこと吹き込まないで！！！｣


楓｢あはは(笑)｣



そんなこんなでまたひと盛り上がりしたところで
そろそろ帰ろっかって話になってきて。



［Aちゃん、Aちゃん…！
ほら起きて、、かえろ？］





だめだ、ビクともしねぇ。
無理に起こすのもかわいそうだし
どうせ隣だし、
…どうせ隣だし(にやにや)
連れて帰るか。




みんなにおつかれ〜っつって
亜嵐くんにタクシー拾ってもらって
こいつおぶって家に帰った。






ヨイッショ
Aちゃんをベッドに運んで布団をかける




さ、明日早いしシャワー浴びて俺も寝るか。

俺がソファで眠りにつく頃には
時計は２時前をさしていた。







翌日

朝の７時に起床。思ってたよりは寝れたかな。
まあ俺はあんま飲んでないし。目覚めはいい方。
でも時間に余裕はないから急ぎめで身支度を整える。


Aちゃんの様子見にいくと…


［…ぐっすりだな。］



ほんと赤ちゃんかってくらいぐっすり寝てる(笑)






［はやくおれのことすきになればいいのに。
…ねぇ、好きって言ってよ］






顔にかかってた髪を耳にかけてやって
頭なでてやって

映画の撮影に出かけた。

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