好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

あんぱんまん ページ5

ASide

あ〜やばいやばい、まだダンボール半分以上
残ってるのに。




玲於くんとお話してたらとまんなくて。




お前バカだろって笑う横顔が
すきだなぁ、なんて



わわわ、私超ドMじゃん、
バカって言われて喜ぶとか




．．．でもぶっちゃけだけど
昨日ダンボール崩れた時に助けに来てくれたのは
ちょっと、いやかなりきゅんとしちゃったな…


あのタイミングできてくれるなんて

わたしにとってはじゅうぶんすぎる
アンパンマンだったよ
あれスーパーマン？食パンマン？
もうなんでもいいや。




とにかく
もう、ほんと心折れる数秒手前だったから。
玲於くん来てくれなきゃどうなっていたことか．．．



昨日のどん兵衛おいしかったなあ。
そうえいば
玲於くんへのお礼なににしようかな、



玲於くん全然自炊しなさそうだから
今度肉じゃがでも作って持っていこうかなあ。
．．．それがいい。






お風呂につかりながら

ちょっとお家賃は高いけど、
ここに引っ越してきてよかったなぁとか




上京に関して不安しかなかったけど
勇気振り絞ってきてよかったいいことあったなあ
とか






こっち出てきてから不安しかなかったけど
ゆっくりと消えていくような感覚になった。





お風呂からでて
顔パックしながら

残りのダンボールの片付けをした。







１時間後。



『はぁやっと終わったァァァ』




まだ数個のこってるとはいえど
必要なものは全部出したし
ぱっとみもわるくないくらいには片付けた




時計を見ると
『やっばもう１時すぎてるじゃん！！』





いそいで明日持っていく道具をリュックにいれて




お布団はいって



さっきのお話楽しかったなぁなんて少し
思い出したりして






よし、あしたもがんばろ。
って気合入れて眠りについた。

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