好きって言ってよ１［佐野玲於］完結

永遠に ページ33

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はぁ〜昨日楽しかったなあ。

あれから結構どんちゃん騒ぎみたいになっちゃって
亜嵐くんと隼くんはそのまま玲於くん家に
泊まってって。



わたしは24時すぎる前においとましたの。
玲於くん、玄関までお見送りしてくれて。



［今日はありがとう。
…おやすみ。］




『こちらこそ。おやすみ玲於くん。』





玲於くんがおやすみって言ってくれる世界って
こんなに素敵なんだね
わたしきづいてなかったや、ばかだなあ。




あ、そうそう、涼太くんから次の日曜空いてる？っていうLINEが来てたけど
いい言い訳がみつからなくて、その日はごめんなさい。ってシンプルに返信した。

それからなんかまた返信来てたけど返していない。



…自分の気持ちがわかっちゃったいま、
玲於くんと本気で向き合いたいしこうゆうのって
よくないと思うから、、これでいいんだよね？




はあ、つくづくわたしもったいないことしてるな(笑)




この日は完全にオフだったから
お部屋のダンボール撤去、最終段階に入ってた。


夜はもちろん玲於くんと一緒。
今日もお仕事があったみたいで
帰ってきたのは夜になってからだった。

メニューはエビチリ。
中華風もたまにはいいでしょ？









そんな感じで何事もない穏やかな気持ちで
幸せな日々を２週間くらい送っていて

そりゃあもちろん楓さんとのこと聞きたかったのは
そうだけど、この関係が崩れるのは嫌だし
ってゆう大きなリスクをおかしてまで
聞くことでもなかった



あ、１回、玲於くんと楓さんお仕事終わったらすぐ
二人で帰っちゃった時があったんだった。
ご飯もその日はいらないってLINEあって。
その時は見て見ぬふりをした…そのくらいかなあ。







あと、変わったことといえば、
玲於くんが早く帰れた日とかは
玲於くんが借りてきてたDVDを見るようになったこと。




玲於くん、どうせ暇でしょ？なんて。
まぁ、暇だけど。(笑)

たまに、玲於くんたちのコンサートDVD
レクチャーされて、
ここはこうなの、はい、ここみて！って
指導が入った。(笑)


あと、絶対24時回る前には
わたしは家に帰るってゆう
暗黙のルールを破ることはなかった。








こんな楽しい日々が、永遠につづけばいいのに
やっぱりそんなわけなくて。
事件が起こったのはある夜の
隼くんからの一件のLINEだった。





【俺明日、楓さんに告白するつもり】









『…どうしよ、とめなきゃ。…』

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