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せめて今だけは ページ10

湯浴みをし、案内された部屋に向かう


布団がふたつ敷いてあり
少女はもう布団に入っていて
背を向けている


男は静かに布団に入る


少女の方を向いてまた考える


この子になんと声を掛けてやればいいのだろう


自分が苦しい時錆兎が沢山の言葉をくれた
優しさと癒しは真菰がくれた
師からは人を守る術を学んだ


少女に寄り添えるのは自分しかいないと感じた
だが肝心の言葉が出てこない

錆兎ならなんて声をかけたかな


自分の情けなさを感じて少し目を伏せた



部屋は段々と明るくなっていく
すると少女の布団が僅かに震えているのが分かった


男はせめてもと、自分が姉にしてもらった事を少女にしてあげる


優しく一定の感覚で少女の体を優しく按摩してやる


しばらすると少女の規則正しい寝息が聞こえる


せめて今だけは、眠れるようにと

不器用な私達→←残された男と去った少女



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設定タグ:冨岡義勇 , 鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
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しづ(プロフ) - 、さん» 外したつもりが出来てませんでした…ありがとうございます! (2019年12月15日 16時) (レス) id: 14c6efd9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しづ | 作成日時:2019年12月15日 14時

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