検索窓
今日:7 hit、昨日:6 hit、合計:6,621 hit

正座する男 ページ7

少女の隣で飯を食べている青年


時折少女の方を見てその行儀の良さに感心する

箸の持ち方も正しく、偏りなくちゃんと食べている

嫌いな物など無いのだろうか
好きな物はなんだろうか


少女とは何度か任務で遭遇したことはあるが
ちゃんと話した事は無い


正直人伝にしか聞いていない少女から感じる雰囲気は
とても真面目で寡黙


実際にこうして会っていても
少女から自分や他の隊士に話し掛けることは無い
そしてちゃんと礼を言えることから
品行方正だと一人感心する男


米粒を見つめながら少しだけ頬を緩めたのは無意識だった


少女が食べ終わったのか箸を置いて茶を飲み始めた

自分も茶を飲み食休みに入る


そうだ、こんな機会は早々ないから
少しだけ少女と話してみようと考え
座り直して体を向ける


少女は何故か食べ終わった茶碗をじっと見つめていて
何かあったのかと思わず男もじっと見る


少女は時折口をとがらせたり
への字に口を結んだりと百面相をしている


そうゆう遊びなのかと勝手に自己解釈した男は
少女をただひらすら見つめる



すれ違う二人だった

感謝と逃げ→←沈黙ではない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:冨岡義勇 , 鬼滅の刃 , 不死川実弥   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しづ(プロフ) - 、さん» 外したつもりが出来てませんでした…ありがとうございます! (2019年12月15日 16時) (レス) id: 14c6efd9bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しづ | 作成日時:2019年12月15日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。