50話 ページ50
夏期講習の2泊3日は終わり、今は船で東京に戻っている途中
本性をバラしてからというもの、私に対する態度が変わらないのは赤羽くらいだ
貴女｢君は驚かないんだね｣
赤羽｢んー？｣
甲板には私と赤羽君だけしか居らず、赤羽君は風の音で聞こえなかったのか首を傾げた
貴女｢私の性格に驚いた様子は無かったよね
って話だよ
予想してたの？｣
赤羽｢いや？全然
でも、人なんて本性は隠してるものでしょ？
そんな一面もあるって頭に入れておけば驚くことなんてなくない？｣
赤羽君の言葉に目を見開く
そんな事考えてる風には見えなかった(失礼)為正直驚いている
貴女｢君もそんな事考えていたんだね｣
赤羽｢うっわ、失礼だね
と言うか｢赤羽君｣呼びしないの？君、君って呼ばれるの嫌なんだけど｣
貴女｢あぁ、すまない
同年代の人と話すのには慣れてないからつい｣
赤羽｢ふぅん…
じゃあさ、｢赤羽君｣じゃなくて｢カルマ｣って呼んでよ
五鬼継さんが下で呼んでるの見てみたい｣
確かに、言われてみれば私が下の名前で呼ぶのは禰豆子さんくらい…知らないのも当然だ
貴女｢カルマがそれで満足するなら構わないよ
なら、私も下で呼んでくれ
正直苗字呼びには慣れてないんだ｣
カルマ｢遠慮なく呼ばせてもらうよ｣
赤羽はそう言ってご機嫌で私の名前を連呼する
赤羽｢A｣
貴女｢はい｣
赤羽｢A｣
貴女｢だから何です？｣
赤羽｢A｣
貴女｢………バカにしてる？｣
赤羽｢いや？いい名前だなって
Aにピッタリだと思っただけ｣
………君、そんなこと言う性格してたっけ？(困惑)
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続編行きやす。
ちなみに先のお話ですが、夢主のコードネーム誰かに考えて欲しい欲がある( ´•౪•`)
よろしくお願いします(他力本願)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2020年2月29日 18時
