元A組生徒のヒミツゴト 暗殺教室×鬼滅の刃

49話 ページ49

潮田 side

バッサリと言い切った五鬼継さんに烏間先生、だけではなく物陰から聞いていた僕達たちも口を閉じる


貴女｢…信用出来ないなら試してみます？｣

烏間｢は？｣

貴女｢殺せんせー、少しいいですか？｣

殺せんせー｢???
えぇ｣


五鬼継さんは席を立ち殺せんせーを呼ぶと殺せんせーも不思議そうな顔をしながらも五鬼継さんの方に近寄って行く

その瞬間


スパンッ


全｢!!!!｣


殺せんせーの首元で液体が飛ぶ
さっきまで殺せんせーの前にいた五鬼継さんは殺せんせーの背後で長い刀を確認していた


貴女｢…やはり、予想は当たっていたようですね
殺せんせー、首は繋がっていますか？｣

殺せんせー｢えっ…えぇ……｣

杉野｢すげぇ…マッハで動く殺せんせーの首を……｣

赤羽(怖くないのが怖い…か)


刀を戻す五鬼継さんは｢コレで理解してくれました？｣と呟く


前原｢こんなすげぇ才能あったんだな!!
見直したぜ!!

じゃあこれから一緒に｢ひとつ言っておきます｣？｣

貴女｢私は潮田君、茅野さん、赤羽君…あとは…
千葉君と速水さん、磯貝君以外とは親しくする気はありません｣

生徒｢!!?｣

貴女｢烏間先生と殺せんせーには話しましたが私は1度突き放され、それでも挫けず立ち上がる又は謝って簡単に許すような人間ではありません

先に私を突き放したのは君達だ、今更遅い｣


｢特に女子は…｣と言葉を続ける五鬼継さん
その目に覇気はなく淡々としている


貴女｢本性もバレてしまったから繕う必要もない
気が楽になったよ｣


そう言って微笑んだ五鬼継さんは｢話は以上ですか？？｣と烏間先生に問い


烏間｢あ、あぁ…｣

貴女｢良かったです
では私も部屋に戻ります｣


そう言って目の前から一瞬で消えた


考えればすぐに分かることだった
散々彼女のことを突き放し、好き勝手言っておきながら

殺せる可能性がある人物

だと分かれば皆が媚びへつらって近づいてくるなんて


潮田｢気持ち悪いよね…｣

茅野｢渚……｣



殺せんせーだって、何度も五鬼継さんのいい所を話してくれて、仲を取り持とうとしてくれてたそれでも


『それ、五鬼継さんに頼まれたの？』

『仲良いい人出来ないからって自分の自慢話聞かされて殺せんせー可哀想』


潮田｢…もう、仲良く出来ないのかな？｣


僕のつぶやきは風に乗って消えた


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