百二話 ページ5
-main side-
ﾙ「退院おめでとう、A」
「へへ、ありがとう」
検査の結果は異常なし。
退院というものの、ライブラは忙しいようで、迎えに来てくれたのはソニックだった。
「BBが出たんだって？皆大丈夫かなぁ‥」
ｿ「キキッ！」
ソニックは私の頭上で"大丈夫"と答えた。
なんとも頼もしいことじゃないか。
「ね、ちょっと飛んでみても良いかな」
ソニックがわちゃわちゃしているのをお構い無しに、私は背の羽を広げた。
風は上々。
足も問題ない。
「ソニック、皆の場所を教えてね」
私は地面を蹴り上げ、風に羽を乗せて空へと自由に飛んだ。
________
というのも束の間。
飛べたのはいいが、コントロールが効かない。
ｿ「キｯ！キキッ！」
「わ、わかってるって、そっちなんでしょ」
頼むから髪を引っ張らないほしい。
風に煽られながらも、爆発音のある方へ向かった。
________
「おお！全員集合してるじゃん！」
下では丁度クラウスが封印している所だった。
なんとも気を抜いてしまったのが後の祭り。
ｿ「キキッ！」
「________________あ」
全身の力が抜け、落下しているのを感じた。
またルシアナにお世話になるのかな。
めっちゃ怒られるだろうなぁ‥。
「‥あれ？」
ｻﾞ「ったく、番頭が気づかなかったら死んでんぞ‥」
あぁ、よかった
「へへ、ごめん。ありがと、ザップ」
ザップに抱き抱えられ、瓦礫のなかを進んで皆の元へと帰ってきた。
ﾁ「おかえり、A」
K「無事で良かったわぁぁぁ！！」
ﾂ「おかえりなさい」
ﾚ「おかえり！A！」
「‥ただいま、みんな」
クラウスとスティーブンには、事務所に戻ってから改めて言おう。
ギルベルトのお菓子も食べたいなぁ。
ソニックにお礼あげなくちゃ。
やりたいこと、沢山あるなぁ。
________
ｻﾞ「お前、どっか痛いのかよ」
「うぇ？何で？」
今日はザップのバイクではなく、背中におんぶしてもらっている私である。
どうやら女性のところに置いてきてしまったようで、徒歩で帰るのは初めてだ。
「‥なんで？」
ｻﾞ「だってお前、番頭と同じくらいヒドイ顔してっから」
目をぱちくりさせた頃には、既にメインルームに帰ってきていた。
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アンネ - 主ちゃんの心とかスティーブンさんの想いとかがとてもわかりやすくて面白かったです！これからも活動頑張ってください！ (2019年3月9日 17時) (
レス) id: 67a1c3a937 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 主ちゃんが仲間と一緒にいて少しずつ、でも大きく成長していくのが読んでいてとても楽しかったです！これからも活動頑張って下さい！(^▽^)/ (2018年6月16日 22時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみさん» ご指摘ありがとうございます。大変失礼しました。 (2018年2月9日 21時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。 (2018年2月9日 20時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししょー | 作成日時：2018年2月9日 20時
