好きな人に集る男を嫌いになるのは人の性 三 ページ44
「貴様にこんな事がマネできるか」
北大路は土方に問いかけるが彼を見て驚く
土方はチャーハンに大量のマヨネーズをかけていた
「なっ、何だその白いのは!?」
「マヨネぃ〜ズ」
(マ、マヨネーズ!?チャーハンにマヨネーズ!?そんなもの合うわけ……まさかコイツも)
「ちなみに一つ言っておこう。俺は周囲から生粋のマヨラーと思われているが実はマヨの類が大嫌いで、あの赤いキャップを見るだけで吐き気がする」
《ウソついてる!!負けたくないばかりに平気でウソついたよこのマヨラー》
北大路に対抗して嘘をつく土方に近藤と新八は内心でまたツッコんだ。
Aは張り合う土方に呆れていた。
(土方さん、マヨネーズ大好きすぎてマヨ容器のデザインのストラップとか買ってつけてるじゃないですか。休日の土産に私にその類を渡して布教してきてたじゃないですかアンタ)
「伊達に鬼の副長と呼ばれているわけではないという事か……だが残念だったな。俺のこの食し方にはたった一人の修行仲間がいる。それがAさんだ」
北大路がAの名前を出した瞬間、土方の眉がピクリと動く。
そして近藤と新八も驚いていて、名前を出された彼女本人もピクッと反応していた。
《ええええ!?どういう事!?Aさんケチャラーなの?常識人枠なのにケチャラーという属性持ちなの!?》
近藤と新八は変な汗をかき、Aを若干引いた目で見る。
そんな視線を受けてAは『辞めろ!そんな目で私を見るな!』と心の中で叫んだ。
「北大路君、変な誤解生むような言い方しないの」
「ですが事実でしょう。Aさんは唯一、俺のこの修行を共にできる者だ。彼女は口に突っ込んだら難なく飲み込んでいく」
《いやそれただ飲み込むしかないだけのやつ!修行っていうか拷問!常識人にやらせたらただの拷問だよそれ!Aさんに何してんだテメー!?》
近藤と新八は北大路の話を聞いて若干キレながら心の中で叫んだ。
「彼女ならこのオムライスも簡単に食せるだろう。さあ、どうぞ」
「いや食べさせようとするな」
北大路に丼を差し出されてAは真顔でツッコんだ。
土方がククッと笑う。
「なかなか面白ェー話じゃねーか……だが残念だったな。俺のこの食し方にはたった一人の修行仲間がいる。それがAだ」
《いいって!!そこ張り合わなくて良いから!変な嘘つかなくて良いってェ!》
土方が北大路と同じ事を言い始めて近藤と新八がツッコんだ。
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刹那*桜(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!! (2022年12月27日 20時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメ失礼します!! めっちゃ面白いです!! これからも頑張ってください! (2022年12月26日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
刹那*桜(プロフ) - あたりんさん» ありがとうございます!! (2022年11月20日 0時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2022年11月14日 16時) (レス) id: c0f0373936 (このIDを非表示/違反報告)
刹那*桜(プロフ) - 花香さん» コメントありがとうございます!9個もあって長いですなか一気に読んでいただきありがとうございます!!わりと読みづらい所もあるかと思いますが好みと言ってもらえてとても嬉しいです!!(;ω;) (2022年11月7日 23時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2022年11月7日 0時