56話 ページ8
Aside
男2「えー、いいなぁ。Aちゃーん、俺ともしようよ〜」
「あ、いや…デートじゃないから…あーちゃん達も居るし……」
この男子達は東間くんの悪口を言ってた3人。
東間くん本人もそれを知ってるのか、少しだけ表情が暗くなった。
男子3「あーちゃん…あ、飯田のこと?仲良いもんね〜」
「う、うん……」
男「ねー、俺達も混ざっていい?一緒に遊ぼうよ」
「え?えっ、と……」
ど、どうしよう、絶対東間くんはそんなの嫌だよね……
どうすればいいんだろ……早く帰ってきて、あーちゃん〜……
するとその時、スッと手が私の方に伸ばされた。
男2「ねぇ、いいじゃん。Aちゃん…」
(パシッ
私の腕をめがけて伸ばされた男子の手は、東間くんによってパシッと叩かれた。
「えっ、」
東間「Aさん、嫌がってるから……」
男2「……は?」
東間「行こう、Aさん!」
「えっ?あ、うん!」
そう言って東間くんは私の腕を引っ張って、走り出した。
男「おい!東間!!」
男3「止まれって!お前!」
東間「はぁ、はぁ……」
「と、東、間くっ………」
東間「ごめんっ、もうちょっと我慢してっ」
人並みを掻き分けながら、私は東間くんに引かれるがまま、必死で走った。
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