54話 ページ6
Aside
「隆にぃ、心配してくれるのは嬉しいけど、私は大丈夫だから。皆いい人達だし!」
隆也「A〜…うん、Aがそこまで言うんなら、分かった」
雅也「ふはっ、隆兄成長したなぁ。Aのことよろしくね」
杉谷「は、はい!」
雅也「Aに手を出したら許さないけど♪」
「雅にぃ……」
音符が付きそうなトーンと、ニッコリと可愛く笑みを浮かべた雅にぃに、私は思わず苦笑いをした。
「じゃあ、いってきます!」
隆也「いってらっしゃい!早く帰ってこいよ!!」
雅也「バイバーイ」
そう言って2人は手を振った。
「ごめんね、皆。わざわざ来てもらって……」
愛理「んーん、杉谷も居るからそうなるとは思ったし、ね?杉谷。お兄さん達、杉谷のこと警戒してるもんね〜」
杉谷「はっ!?えっ、その、それは…ごめんなぁ、A」
「えっ、いやいや!杉谷のせいじゃないから!」
健太「え、てか、何があったの〜?なぁ、春斗〜」
杉谷「な、何でも良いだろ!もう、行くぞ!」
そう言って顔を真っ赤にする杉谷に、皆は面白そうに笑った。
最初は遠慮もあってかあんまり笑わなかった東間くんも、今は普通に笑うようになってよかったぁ、なんて思った。
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