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ステージに行くのを見送り、関係者席へ向かった。そこには顔見知りも多くおり、軽く会釈をして席に座った。
少しするとイントロが始り、皆流れる映像に釘付けになる。
そして、いよいよ最初の曲が始まり、隆二が姿を表すと大きな歓声に包まれた。
目の前に広がる光と隆二の姿に、ななこは涙を流した。
「ママ……？」
「ん？ふふっ……パパ、格好良いね」
「うん！」
また一つ隆二の夢が叶ったことの嬉しさの涙。流れる涙と共にこれまで隆二と過ごした日々を思い出していた。
出会いは14、少女だったななこにきらきらとした瞳で夢を語った隆二。
諦めなければ夢は叶うと教えてくれた隆二は、彼女にとってかけがえのない大切な人で、人生においてのヒーローだ。
幼さでぶつかり、喧嘩もし、一度は離れ離れになるかもしれない危機もあったが、そんな時は二人で夢を語った日を思い出して乗り越えてきた。
初めは隆二の夢だったものが、いつしか二人の夢となったのだ。一人のアーティストとしてステージに立つ隆二に、止めどない思いが溢れ、それが涙となる。
きっとこれから先の道にゴールなんてなくて、そこで隆二が壁にぶつかったり、傷付いたりする時が来るかもしれない。
そんな時は必ず側にいる。全部受け止める。
それがななこの覚悟だ。
「隆斗、パパの背中しっかり見ときな」
世界でたった一人愛した人の背中は大きく、そしてそれを子供の隆斗にも受け継いで欲しい。
自分の信じた道を真っ直ぐ突き進むことの格好良さ、そして夢を叶えるということがどういうことなのか、幼いながらにも感じ取って欲しかった。
だから福井までやってきて、その姿を見せたのだ。
(あれが、世界で一番格好良い男の背中だよ)
──
やべぇ！そういやソロツアーについてやってねぇ！何やってんだ自分！！
と思い書き上げました。
皆さんハッピーハロウィーン shiro
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shiro(プロフ) - senaさん» senaさんコメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです:->これからも更新頑張ります！ (2018年11月1日 1時) (
レス) id: 8d46f4c2ff (このIDを非表示/違反報告)
sena(プロフ) - ここ小説が好きです!これからも更新を楽しみにしてます！ (2018年11月1日 0時) (レス) id: f1e1b6af5a (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - atokさん» atokさんコメントありがとうございます！ほのぼの目指してこれからも更新していきたいと思います^ ^ (2018年6月7日 1時) (レス) id: 13138cc3d9 (このIDを非表示/違反報告)
atok(プロフ) - 隆二クン大好きで読ませて頂いてます。メンバー家族ほのぼの感がとても好きです。 (2018年6月7日 0時) (レス) id: b336124363 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2018年5月29日 0時
