オタク、共に向かう。 ページ10
「怖い、怖い、こわいっっ!!本当に怖いのよ〜〜〜っっ!!!!」
「だだこねてても仕方ないでしょっ!!ほら、俺も一緒についていきますからっ!!」
「危ないよおっ!!!ここで待ってて!!!!」
「どうしろとっ?!?」
今日は氷川さんから呼吸法を学ぶ予定だったが、急に鬼狩りの指令が下り、隣町まで来ている。
余談だが、呼吸はなんとか二の型までを覚えることができた。
やったね。
しかし、一つの型を覚えるのもたくさんの時間を有するというのに、あの短時間で覚えて見せた炭治郎くんはやっぱり凄い。
最高だな!!!!
さて、氷川さんだが、町に入った途端いつもの病気が発症した。
ガクガクと震えだし、柱にしがみついて離れなくなった。
「自信を持ってくださいよ!!あんたは最高の剣士なんですよっ!!!俺の師匠でしょ!!!」
「うう.....A........」
氷川さんはこの言葉に弱い。
あれから少しは自信を持ってくれたけど、それでも恐がりはまだまだ酷い。
支えなくては、と思うようになった。
この人は1人になると駄目なタイプな人間だ。
面倒くさいと思う時もあるけれど、それでもこっちの世界でできた大切な人なのだ。
「それにしても、今日はどんな鬼を退治するですか?」
「え、えっとね.....。」
柱を掴んでいた力が緩む。
そこをグイッとひっぱり手を引いて連れ歩く。
早くしなきゃ日が暮れる。
氷川さんも気張るのをやめて、素直についてきてくれた。
「鬼は、この町の奥に建っている屋敷に居座ってるらしい。町では若い男の子がたくさん消えたみたいだから、間違いないだろうね。」
「なるほど....」
若い男の子か....。
鬼はもしかして女?
若い人の肉の方が美味しい、とか??
それにどんな能力なのか。
連れ去っているっていうことは、この間会った奴みたいに空間移動ができる奴なのかな。
うーん。
さっぱり分からぬ。分からぬぞ。
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Stella.Ms.an - うう、 (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
Stella.Ms.an - アッ、すみません取り乱してしまいましたいまのはわすれてくれますよねそうですよねニッコリ (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!のんびりとですが更新していきますので、どうぞお付き合いください。景虎には醜く退場して貰うつもりなので、お楽しみに! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - 雨傘さん» コメントありがとうございます!じょ、女装?!でも顔は普通に男前なので、似合ってしまいそうなのが更に腹立たしいところですね....!! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 更新頑張って下さい!そして景虎さんに悪の撤退を! (2020年3月14日 16時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シレア | 作成日時:2019年7月22日 22時