オタク、出会う。 ページ5
私がこの世に誕生して数年経った、ある日のこと。
お母さんに頼まれ、町に農作物を売りに行った途中で私は、奇妙な人と出会った。
キョロキョロと挙動不審に辺りを見渡す、1人の女性。
背中も少し曲がり、自信なさげな様子だ。
道にでも迷ったのか?
女性は黒髪で肩より少し長く、髪を下ろしており、上には水色の羽織を着ていた。
私は、少し迷ってから声をかけることにした。
まあ、困ってたらお互い様ってことで。
「すみません、おねえさん。どうかしたんですか?」
「えっ!?......えっと、」
女性は私の方を振り向く。水色の羽織の下は、黒い軍服のようなものを着ていた。
「(鬼殺隊の人だ!!!!)」
私は驚く。
わー!まじかっ!!!
凄い!!本当にいたんだ!!!
鬼殺隊だっ!!
やっべ!!!顔にやける!!!!!
私の百面相はどうやら顔には出ていないようで、女性は私にふんわり笑いかけてくれた。
「ま、待ち合わせしてるんです...。その、いつ来るかは分かんないんだけど、必ず来るはずだから.......。」
おっと、これはもしかして鬼か?
少し言いにくそうにしてるのも、私たち一般の人々は鬼のことを知らないからだろう。
余計な混乱を生んでは駄目だし。
「...そうですか!わかりました!おねえさん、きをつけてくださいね!」
にっぱりと笑顔で女性へと別れの挨拶を告げる。
鬼滅隊の人に会えたから、育手がどこにいるのか聞きたかったけど.....。
邪魔になってはいけない。
すぐここから去ろう。
くるりと元来た道を帰ろうとした、その時。
ガシッ!!
「?!」
足を何かが掴んだ。
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Stella.Ms.an - うう、 (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
Stella.Ms.an - アッ、すみません取り乱してしまいましたいまのはわすれてくれますよねそうですよねニッコリ (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!のんびりとですが更新していきますので、どうぞお付き合いください。景虎には醜く退場して貰うつもりなので、お楽しみに! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - 雨傘さん» コメントありがとうございます!じょ、女装?!でも顔は普通に男前なので、似合ってしまいそうなのが更に腹立たしいところですね....!! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 更新頑張って下さい!そして景虎さんに悪の撤退を! (2020年3月14日 16時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シレア | 作成日時:2019年7月22日 22時