師匠、戦う。 ページ13
日輪刀が鬼の胴体を切った。
「(ずれたっっ、!!!)」
「アッ、キャ、ギャアッ、イタいイイイ!!!!」
鬼の体から煙が出る。
もう再生しかかってるのだ。
氷川は、居合いによって崩れた体制を立て直す。
足の平に力をこめて、蹴る。
刀を大きく振った。
氷の呼吸 壱の型
氷柱
しかし、氷川の刀は鬼の首ではなく左腕を刎ねた。
鬼は腕を首に密着させ、首への斬撃を軽減させたのだ。
「ニンゲ、ン、風情がっっッ!!!」
鬼はブンッと腕を払い、氷川を体から離す。
そして懐から小銭数枚を取り出し、それを弾丸のような速さで飛ばした。
空中にいた氷川は身を翻し、どうにか攻撃を交わす。
しかし、追撃がくる。
刀で、やってくる弾をはじき返すも、なにぶん数が多い。
「(これが奴の血鬼術かっ!?)」
一つの弾丸が氷川の足を打ち抜いた。
「−−−−っ!!!」
氷川は堪らず、後退した。
「なぜエッ?!ナゼ私の邪魔ヲするうっ!!?!」
「私ニハ、男ガ必要ナのだッ!!男ガッ、男ガいないトっ、私ハ満たサレナいっッ!!!」
「心ナドはいらナイッ!!血肉も必要ナイッっッッ!」
「あのアツイモノが欲しいッ!!アレが私のナカに放たレル瞬間こそガ、私ノっ、女の幸せナのだッッ!!!」
鬼はニタニタと笑って氷川を指さす。
「.....オマエもそうナのだろウ?」
「オマエは女とシテの幸せを知ってイルなあァ?スバらしいダロウ??気持ちイイダロウ??ズッと感じてイタい快感ダロウ???」
氷川の日輪刀がカチャリと音をたてた。
「ソウッ!!あれは愛サレている証拠ナのダカらあッ、あ、?」
鬼の首に何か冷たいものを感じた。
そう、それはまるで氷の様な−−−。
「もうお前は話すな。」
氷の呼吸 参の型
氷結
刀が鞘に収められた瞬間。
鬼の首は飛んだ。
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Stella.Ms.an - うう、 (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
Stella.Ms.an - アッ、すみません取り乱してしまいましたいまのはわすれてくれますよねそうですよねニッコリ (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!のんびりとですが更新していきますので、どうぞお付き合いください。景虎には醜く退場して貰うつもりなので、お楽しみに! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - 雨傘さん» コメントありがとうございます!じょ、女装?!でも顔は普通に男前なので、似合ってしまいそうなのが更に腹立たしいところですね....!! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 更新頑張って下さい!そして景虎さんに悪の撤退を! (2020年3月14日 16時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シレア | 作成日時:2019年7月22日 22時