オタク、痛い目にあう。 ページ2
そして、一週間後には全巻購読していた。
友達の布教活動は成功したのだ。
朝、登校した私は友達の席に向かった。
「あのさ、お前が言ってた『鬼滅の刃』全巻読んだ!」
「まじ?超金持ちじゃん。で、どうだった?!」
「んもうね、さいっこう.....。」
話のテンポが良くて読みやすく、なんと言ってもキャラクターが魅力的な子ばかりなのだ。
これはハマる。
1巻を読み終えた私が思った感想だった。
「でしょ、でしょ!!!....ちなみに推しは?」
「これはね、もう辛い。箱推しだよ。グッズ収集が大変っすわ。」
「あちゃー!!」
「手伝えよ?」
「もちろん!その代わり、宇髄さん出たら、ちょうだいね?」
「お前の推しは宇髄さんか!!」
それから私と友達は、その日一日、朝から放課後まで、時間があれば鬼滅の刃の話で花を咲かせていた。
炭治郎くんがどーだ、煉獄さんがあーだ、禰豆子ちゃんが可愛い、など原作16巻分の濃い内容を話した。
それでも話足りないのが私たち。
ちょうど、今日は金曜日。
明日、街のマッグに集合、もっと話し合おう!そしてアニメートでグッズを探そう!ということで今日は別れたのだ。
「明日は何着ていこうかな〜。」
通い慣れた横断歩道を渡る。
「あ、そうだ。明日、アニメート行くなら、お金を......」
突然、キキィッ!と高い音が鳴る。
その音が鳴った方向に顔を向けると、車が凄いスピードで向かってきていた。
逃げなきゃ、そう思った時には体に車が接触していた。
ドンッ!!!
視界が暗転した。
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Stella.Ms.an - うう、 (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
Stella.Ms.an - アッ、すみません取り乱してしまいましたいまのはわすれてくれますよねそうですよねニッコリ (2022年6月28日 19時) (レス) @page36 id: 44b715b917 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!のんびりとですが更新していきますので、どうぞお付き合いください。景虎には醜く退場して貰うつもりなので、お楽しみに! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
マイケル(プロフ) - 雨傘さん» コメントありがとうございます!じょ、女装?!でも顔は普通に男前なので、似合ってしまいそうなのが更に腹立たしいところですね....!! (2020年3月21日 0時) (レス) id: ab4a955ce1 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 更新頑張って下さい!そして景虎さんに悪の撤退を! (2020年3月14日 16時) (レス) id: de479982fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シレア | 作成日時:2019年7月22日 22時