特別[亮平side] ページ10
「何やってんだろ…俺。」
学校からの帰り道。
今日、この間やった小テストの結果が返ってきたんだけど範囲を間違えてた俺。
ほとんど対策もできてなくて点数は過去最低だった。
「ただいま……」
辰哉「おかえり。」
「あれ…なんで辰にぃがいるの?」
辰哉「営業先からそのまま直帰でさ、早めに取引も終わって帰ってこれたんだよ。」
「そっか、お疲れ様。」
辰哉「なんか元気無くない?」
「そう?俺、ちょっと勉強してくるね。」
辰哉「おう。」
辰にぃ、こういう時すぐ気付くからなぁ。
俺は気付かれる前に部屋に行く事にした。
「あー…もう…」
ベッドに腰掛けて落ち着こうとするけどムシャクシャする気持ちは変わらない。
小テストを丸めてゴミ箱に投げるけどゴミ箱の手前に落ちる。
康二「へーちゃん…?」
「あ…康二。」
少し空いていたドアから康二が入ってきた。
自分で言うのも何だけどこんな姿は普段中々見せないから康二は驚いてるだろうな…。
「ごめんね、変なところ見せちゃって……って……こぉじ…?」
康二「へーちゃん、いーこいーこ。」
謝ると康二は頑張って背伸びをして俺の頭を撫でた。
「どうしたの…?」
康二「へーちゃん、ないてるよ?」
「え…?」
康二にそう言われて顔を触ると確かに涙が零れていた。
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ゆきみかん(プロフ) - RINAさん» リクエストありがとうございます!了解致しました! (2021年3月25日 6時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
RINA - リクで康二くんが熱で咳が酷くて苦しくなってしまいあべちゃんが看病する話をお願い出来ますか? (2021年3月23日 0時) (レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» そう言って貰えるととても嬉しいです!またリクエストありましたら遠慮なく仰って下さいね! (2021年3月16日 13時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - リクエストに早速お答え頂き、ありがとうございます!!可愛いすぎて、悶絶しました(/ω\)素敵なお話ありがとうございました! (2021年3月16日 1時) (レス) id: 0a69030814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» リクエストありがとうございます!リクエスト、いつでもお待ちしてますよ^^ (2021年3月14日 7時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみかん | 作成日時:2021年2月22日 11時