朝の恒例行事［照side］ ページ2
｢おーおー。今日もやってんね。｣
辰哉｢ちょっとは助けてよ…｣
｢なんて言いながらも嬉しいんでしょ？｣
白雪家、毎朝の恒例行事。
長男辰哉と末っ子康二の戦い。
辰哉｢ねぇ、康二。保育園行こ？｣
康二｢…やや…｣
辰哉｢保育園嫌い？｣
康二｢すきやで…｣
辰哉｢だったらさ、ね…？｣
康二｢じゃあ…たっちゃんはこーちゃんのこといや？はなれたいん…？｣
辰哉｢そんな訳ない！出来るならずっと一緒にいたいくらいだよ！｣
康二｢んふっ！｣
康二が家族を大好きすぎるが故に毎朝保育園に行くのを嫌がる。
保育園へ行ってしまえば楽しんで帰ってくるから問題ないけど。
最近は康二のお話が更に上手になってこうやって辰哉が言いくるめられる事も増えてきた。
ま、5歳に言いくるめられる24歳はどうなの？って話だけど。
辰哉｢ねぇー照ー！｣
｢えー…｣
そして大体こうやって辰哉から助けを求められる。
高校生に何お願いしてんだ、この長男。
｢康二ー。今日翔太が送ってくれる日じゃなかった？｣
康二｢しょーちゃんっ！きょう、しょーちゃんなん？｣
｢うん、翔太に聞いてごらん？｣
康二｢おんっ！しょーちゃーん！！｣
翔太が送ってくれることを知ると保育園行く気満々になった康二。
そしてそのまま翔太の元へ嬉しそうに走っていった。
辰哉｢なんでよりによって翔太かな。｣
｢何、助けたのに文句？｣
あれだけ助けろって言ってきたくせに康二が離れると寂しそうな顔して。
ま、今日は相手が悪かったな。
翔太が相手じゃ最早誰も勝てないからね。
あ。
でも康二は優しい子だから、
康二｢たっちゃん！｣
1度翔太の所へ行きかけた康二だけど辰哉の所に戻ってきて
康二｢じゅーでんっ！｣
辰哉へ思いっきしハグをする。
これも恒例行事だな。
辰哉｢たっちゃんこれがあるから毎日生きてるんだわ…｣
康二｢きょうははやくかえってくるー？｣
辰哉｢康二が起きてる間にちゃんと帰ってくるよ。｣
康二｢ほんま？！じゃあ、きょうはいっしょにねようね！やくそくやで？｣
辰哉｢絶対守るよ。｣
小指と小指で指切りすれば嬉しそうにする康二。
最近辰哉、残業続きだったから康二も寂しそうだったもんな。
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ゆきみかん(プロフ) - RINAさん» リクエストありがとうございます！了解致しました！ (2021年3月25日 6時) (
レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
RINA - リクで康二くんが熱で咳が酷くて苦しくなってしまいあべちゃんが看病する話をお願い出来ますか？ (2021年3月23日 0時) (レス) id: 883f84c559 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» そう言って貰えるととても嬉しいです！またリクエストありましたら遠慮なく仰って下さいね！ (2021年3月16日 13時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - リクエストに早速お答え頂き、ありがとうございます！！可愛いすぎて、悶絶しました(/ω＼)素敵なお話ありがとうございました！ (2021年3月16日 1時) (レス) id: 0a69030814 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみかん(プロフ) - なのさん» リクエストありがとうございます！リクエスト、いつでもお待ちしてますよ^^ (2021年3月14日 7時) (レス) id: 5009cf890d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみかん
| 作成日時：2021年2月22日 11時
