希望ｖｓ絶望 (ページ10)

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勇気を出して、呼吸を整えて。ページ10

「あ、あの、此処に、何か細工された様な、ああ跡があります…っ！こ、これ、何か、て、手掛かりにならないでしょうか…？……！お、御力添えになれたのなら、良かったです…！！」

(違う…犯行の凶器に使われたのは、皆の言っている様な物ではない…)「…あ、あのっ！ぼ、僕、少し気になっている事があるのですが…っ！！って、ひぃぃ…！す、済みません済みません！！一触即発状態の中に僕が入るなんぞしたら、間違いなく色んな意味で死にますよね…済みません……済みません…っ！！」

「…た、確かに、こんな学園生活、僕達は望んでいませんでしたよね…。あ、でも、僕はその、只選ばれただけの愚者ですから…。……ぜ、絶対、僕は、皆で生き残りたいです…！だから、モノクマ２世さんに負けず、希望を信じ、願いましょう……！」

「ぼ、僕だって、怒る時は怒ります…！だ、だって、折角出会えた皆と、こ、コロシアイをさせようとしたのは、ま、紛れもない、モノクマ２世なのですから…！…もしかしたら、そ、そうせざるを得ない理由が、あ有ったのかもしれませんけど…ぼ、僕はそれでも、償わねばならない程の、しょ、所業だと思っています…！必ず、生きて償うべきなんですっ…！」

地味で弱い、からなんなのだ。→←初めから伝わる彼の気質は。