輝く君は、僕の光なんだよ。 ページ25
□不思議川有栖(莉緒＠元セイラ★様宅)
学園にて知り合った。が、妹２人が有栖や有栖のグループのファンの為、人目見た時に、「アイドルの…ふ、不思議川有栖さん…っ！？」と驚いたそう。妹達の為にサインを貰うべきか悩んだが、この出会いに託けて頼むのは申し訳ないと考え、言葉に出さなかった。然し、その梓の心境を見抜いた有栖は、満面の笑みでさり気なくサインをプレゼントしてくれた。
『(自分は兎も角)他人を否定しない』『コロシアイを嫌う』『希望をもって前に進む』の様な辺りが一致している２人は、よく共に過ごす事も多い。料理が得意な有栖がお菓子をくれた際には、時に千尋も入れ、２人や３人で楽しいひと時を過ごしている様。但し、そこに梓の兄代わりである叶歩が登場し、鬼ごっこが始まる時もある。懲りずに有栖がお菓子で誘惑し、梓が釣られて有栖の下へ行こうとし、勘づいた叶歩が止めに入るのがワンパターン化している。
ネガティヴな発言が多く、学級裁判も自分の力で引っ張れないヘタレな梓。そんな梓を、有栖はよく支えてくれている。アイドルらしい…というより、１人の人間らしい言葉で明るく励ましてくれたり、学級裁判が上手くいくよう促してくれたりと、かなり力になってくれており、梓はそれに有難みを感じている。それだけに、もし有栖がいなくなってしまった時は、梓は想像付かない程の悲しみを味わうだろう。有栖に成長した梓を見て貰える事を祈るばかりである。
「！…あ、あの、お、御姿…。…も、もしかして…ああアイドルの、ふ、不思議川有栖さん…っ！？どどど如何しましょう、如何しましょう、取り敢えず落ち着きましょう、おちちゅっ…！……うぅ、深呼吸…すぅー…はぁー……」
「…あ、あの…いつも、有難う、御座います…。…そ、そうですよね…！突然で、お、驚きます、よね…！……が、学級裁判の際に、その、いつもサポートして下さったり…あの、僕の、その、ネガティヴな発言を…励まして下さったり、して頂いている、ので…。本当に、その、感謝し切れない…です…！」
「わぁっ…！美味しそうな、お菓子、です…っ！ひ、ひと口、いい頂いても、よ、宜しいのですか…？……で、では、遠慮なく…………って、と、叶歩くん…っ！？……へ！？に、逃げる…って、ど、何処にですか…！？」
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