弁護士と検事の運命の邂逅。 ページ14
【他キャラとの関係】
□谷崎紫織(音朱様宅)
学園にて知り合い、仲良くなった。きっかけは梓が話しかけた事から。折角出会えたのだがら、皆と仲良くなりたい。と考え、無いに等しい勇気を振り絞って紫織に話し掛けた際、辿々しい喋りの梓の言葉を真剣に聞こうとしてくれた為、それ程時間は掛からずに仲良くなった。紫織からしたら初めて出来た親友で、梓も超高校級の弁護士である紫織の事を頼る事が多い。
紫織に無意識の片想い感情を向けられているが、その事には気付いていない様。然し、学級裁判にて、『古倉検事』『谷崎弁護士』と呼び合う場面が屡々あるらしく、良いコンビとして機能している様だ。最初は検事と呼ばれる事に抵抗感のあった梓も、紫織から呼ばれるのは一寸嬉しいのかもしれない。
また、２人にはそれぞれ兄が居る為、その事でもよく話すそう。紫織が１日１粒ラムネをあげたり、趣味であるゲームを、全くした事の無い梓に教えたり、逆に梓が、紫織の知らない言葉を教えたり、間違えて教えられている言葉を訂正したりと、双方バランスの取れた支え合いが出来ている。
紫織について、最初は感情が読めないというか、判らなくてドキマギしていた梓も、仲を深めていくうちに、少しなら判る様になったらしい。紫織も、普段絶対無いと言える程怒らない梓が、モノクマ２世に対して怒りの感情を芽生えさせているのを見て、珍しいと感じたそうだ。
家庭科関係が苦手な紫織に、梓が作った物を度々持っていくところも目撃されている。悪口を正論で返す紫織と、悪口を言われていると気付かず受け入れる梓。少し違う２人だが、だからこそ、調和の取れた人間関係を築き上げる事が出来ているのかもしれない。
「…っ、あ、その、えぇっと……は、初めまして。古倉梓、って、言います…。そ、その…貴方は…。……谷崎、紫織、さん…。谷崎さん、ですね…！え、何か用か…嗚呼否そのっ！べ、別に用とかは無いのですが……っ！」
「谷崎さん、その…これ、兄がよく作ってくれたお菓子、なんですけど…つ、作ってみたので、良ければ貰ってください…！……？そ、それは…ゲーム、ですか…？もしかして、ゲーム…御好きですか…？……嗚呼、その…僕、ゲームをした事が無くて…。……え、い、良いんですか…？や、やらせて頂きます！有難う御座います…っ」
「ふぇっ！？こ、古倉検事…！？僕が、検事さんなの…！？」
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