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ご飯が終わった後も
渉くんは私をソファに座らせブランケットをしっかりかけてくれ
洗い物も1人で終わらせてくれた



何から何まで完璧な彼氏


体調が万全じゃないから本当にありがたかった



『洗い物も終わったし、俺帰るね。』




私の横に座って渉くんはそう言った





……もう帰っちゃうのか


寂しいな




『………寂しいの?
 その顔は反則だわ。』



どうやら顔に出ていたみたいです




渉くんは私の頭にポンッと手を乗せた



『体調、あんまり良くないんでしょ?
 今日はゆっくり休みなさい。』



「はーーーい。」



ほんとは寂しいけど
元々デートをキャンセルしたのは私

渉くんはわざわざ来てくれたんだからこれ以上迷惑はかけられない



『いいお返事です。
 じゃあ、帰るね。』



「うん。
 ありが……。」



ありがとうが言い終わる前に
私の唇は渉くんの唇で塞がれていた



あまりに突然のことでびっくりして目が丸くなった




『はい、じゃあ帰ります。』



何事もなかったかのようにサッと立ち上がって帰ろうとする渉くん



「え?!
 えぇっ!?!?
 この感じで帰るの?」



『うん。
 体調悪いんだし、今日はゆっくりするんだよ。』



「渉くん!!
 もうちょっといない?」



『いや、今日はもうダメ。
 帰ります。』



むーーーーー



私のバカ!!!!



なんで体調不良なのーーー涙





ダダをこねる私をあやすかのように私の頭をヨシヨシと撫でて
渉くんは立ち上がった



『体調良くなったらまたデートしようね?
 体調が悪い時はまたご飯作りに来てあげるから。』



良くても悪くても最高じゃん



けど渉くんは私の扱い方を既に完璧マスターしているようです





なんだか渉くんのペットにでもなった気分





『待て。』って言われてるワンちゃんってこんな感じなのかな





渉くんは最後にニヤリと笑って私の部屋を後にした






---The END---

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作者名:桃マスカット | 作成日時:2022年4月26日 18時

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