This CRAZY loVe 2

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………………


沈黙の時間が流れた



『あ。先食べてよ？』



「うん。」


そうは言われたが私のせいでお昼が遅くなった藤ヶ谷くんより先に食べ始めるのが気が引けて……
手をつけられないでいた


『食欲ないの？』


「うーーん。
　いつもよりはないかも？」


『ふーん。』


………………


また少し沈黙の時間が流れた



………………




『それって…………俺が理由聞いてもいいの？』


パッと目を上げると
藤ヶ谷くんが真っ直ぐにこっちを見ていた


心配そうに私を見てくれてる


私のこんなプライベートな話をして……
藤ヶ谷くんの負担にならないだろうか


『Aさん、その話を話す相手いるの？
　………もしいないなら聞くけど？』


きっと私が
「こっちに友達がいない。」
と言ったことを覚えててくれてそう言ってくれたんだろう


「あの………ね。」



私はバレンタインから今までの流れを話した


「それでね………夫が………
　浮気してるのかなって………
　まだ決定ではないけどね。
　あはは。」


真剣に話すと泣きそうになるから笑い話のように話してみた



『……ちゃんと旦那さんと話してみた方がいいんじゃない？
　旦那さんがほんとに浮気してるのか、ただご飯を食べに行っただけなのかは俺には分かんないけど。
　Aさんが不安に思ってるってわかったらきっと旦那さんだってもうしないと思うし。』



「うん……。
　はっきり聞く勇気がなくて…。」


『そっか……。
　旦那さんのこと好きなんだね。』


「え？
　うーん……。
　好き……なのかな？笑
　決定的なこと聞くのが怖いだけな気がするな。」


『じゃ、もし旦那さんが浮気してたら俺と浮気して仕返ししたらいいじゃん。笑』


「あはは！
　何それ！
　考えとくね！」


最後には冗談で笑わせてくれた


私も今まで1人で抱えていたことを吐き出せて少し気が楽になった


『なんかあったらいつでも聞くから。』


「ありがとうね、藤ヶ谷くん。」

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