【stpr】組長娘と婚約者候補【な組】Part4

#155 ページ26

今日が最後のデート…か。

それぞれにみんなに胸の高鳴りと色々な感情を抱いた。

ころんにもきっと高鳴り以外の他の感情がきっと混ざる。

「僕がウィンドウショッピングでよかったんですか？」

「いやダメだと思っても来ちゃったは来ちゃったし」

「いやそこは嘘でも僕がよかったって言ってくださいよ」

そんないつものように軽口を交わしながら足を進める。

ショッピングモールに来たはいいけど。

女の子しか入れなさそうな雑貨店とかもあるんだ。

ころんはこーゆーの気にするタイプかな？

そう思いちらっところんを見る。

視線に気づいて私を見て微笑んでくれた。

「僕のことは気にしないで好きなとこ行ってくれていいんですよ」

昔はちょっと奔放ところが目立ってたけど最近はよく気づいてくれるな。

「ありがとう」

いくつかの雑貨屋を回りながらも何も買わない私。

「何も買わなくていいんですか？」

「今日はウィンドウショッピングが目的でもあるし」

目を引かれるものも特にないし。

「あ、すみません…ちょっとお手洗い行ってきますね」

「うん」

私はころんを見送り近くにあるベンチに座る。

少し辺りを見渡すとクマの着ぐるみが風船を子供に配っている。

あんな経験あんまりなかったなぁと思いながら微笑ましく私は見ていた。

#156→←ごめんなさい！！

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