144.幼馴染の苦悩 ページ50
コ「俺の事ばっか教えて千紗さん自分のこと何も話してくんないだろ。」
千「…」
コ「たまに心配になんだよ、そういう人ほど大事なときも何も言ってくんねぇから。」
__……
千「…うるさい、何なのおまえ。」
コ「何で!?」
結局その日、コナン君は家に居座り続け泊まっていった。はた迷惑な話でしょ?金払えや。
__
___
樹「ふーん、それでその場は丸く収まったと。」
千「その通り。」
樹「いや全然収まってねーよ!!」
ダン!と机を叩いて怒りをあらわにする樹。
樹「おまえの頬を殴りやがったクソ親父は満足して出てたってか?全然よくねーしおさまってねーし俺の怒りも納まらねぇよ!」
千「わー、友達思いなことですことー。」
樹「コトコトうるっせーよ!じっ〇りコトコトしてやろうか!!」
いや関係ないよ、何か私が狙って発言したみたいになるからやめよそれ。
安「お二人とも…もう少し静かに喋ってください…、ね?」
樹「あ、すんません。」
千「アホ鳥がすんません。」
樹「まずおまえからぶん殴ってやろうか。」
カウンター席に座ってると嫌でも安室さんと顔を合わせる。つまり…
安「その頬どうしたんです?腫れ上がってるじゃないですか。」
千「まあ…、…愛の鉄拳ってやつ?」
安「いや愛が重すぎますよ。」
ポアロはやっぱり紅茶とハムサンドだようまい。
樹「ははは、安室さんこいつに愛情とかあるわけないでしょ。彼氏いない歴=年齢ですかr」
千「愛の鉄拳んんんんん!!」ドゴォ
〜安室side〜
何があったのか、来店した彼女の頬は酷い状態らしく白い湿布が大きく貼られていた。
安「…大丈夫ですか。」
千「んぁ?」
ハムサンドを頬張る彼女は口にそれを詰めたまま顔を上げた。
千「…あー、別に?どうってことない。」
すぐに目線をそらして時計に目をやると
千「あ、やば、もう行かないと…!!ごっそさん!」
樹「あ"!?おい千紗!まだ話は終わってな…」
お金を置いてバタバタと店を出ていってしまった。
樹「あいつ…」
幼馴染の彼は深くため息をついた。
安「心配されているというのに態度がああだと幼馴染も大変ですね。」
苦笑いで言うと彼も少し笑った。
樹「まあ、あいつはそういうの苦手だからさ。」
苦手?
樹「他人から与えられる優しさに慣れてないんだよ。」
……そういえばそんな感じだ、だからいつもはぐらかすのか。
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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時