138.誕生日パーティー ページ43
園「誕生日ぃ!!?」
蘭「え!?し、しかも今日!?」
ポアロのテーブル席にてJk組が机から勢いよく身を乗り出す。
千「う、うん…まあとりあえず座ろうね?」
唐突だけど今日は私の誕生日、それを二人に会話の流れで言うとこんな反応をされてしまった。
園「何で言ってくれないの〜!?」
蘭「もう少し早く言ってください!」
千「はぁ…?」
Jk組の子どもじみた様子に紅茶カップを口から離す。
千「別に誕生日とかどうでもいいんだけど…」
園「よくないわよ!!」バンッ
千「うおぉ!」
朝っぱらから何この高校生!?
蘭「誕生日は特別な日なんですからお祝いぐらいさせてください、コナン君のことで良くしてもらってるし…。」
千「いやそういうのがらじゃないし。」
園「もー!言ってくれてたら盛大に祝ったのにい!親に祝ってもらった事ぐらいあるでしょ!?」
___…
"あなたなんか……産まなきゃよかった。"
千「…そうだね。」
紅茶の湯気を見つめて呟いた。
園「こうなったら…即席誕生パーティーを開くわよ!!」
千「え、人の話聞いてた?」
蘭「いいねそれ!」
千「蘭チャン!?」
君は止める側でしょ!?
千「私は別に興味無いって言っt」
園「学校帰りにお菓子いっぱい買って……そうね、千紗さんの家はガキんちょに案内してもらいましょ!」
蘭「うん!」
千「話を聞けェェェ!驚くほどフル無視なんだけど!スルースキル強すぎない!?」
安「蘭さん園子さん、時間大丈夫ですか?」
園「ゲッ!もう学校行かなきゃじゃんっ!」
蘭「じゃあ千紗さんそういうことで!」
え?え??
バタバタと忙しくポアロの扉を開いて出ていった。
千「……だから聞けよ人の話を!!」
安「諦めてください、あの様子だと無理ですよ。」
千「デスヨネーー。」
安「大体どうして頑なに譲らないんです?」
千「…」
"お誕生日おめでとう!千紗!"
"ショートケーキがあるので後で一緒に食べましょう。"
千「別に……ただ、不慣れなだけ。」
……でも
"おめでとう"
確かに、悪い気分じゃなかったな。
千「……ま、いっか。」
少し温くなった紅茶をまた一口飲んだ。
__
___
蘭、園「「お邪魔しまーす!」」
午後8時、Jk組は言った通り家へやって来た。でもな…
千「どう見ても買いすぎだろ!」
その両手には大きな袋が握られていたのだ。
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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時