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137.おねえちゃん ページ42

〜灰原side〜


お皿を持ってさっさと行ってしまう彼女の後をついていく。


灰「私を…責めないのね、」

千「うるせーなぁ…」


めんどくさそうにこちらを振り向いた。


千「ごちゃごちゃ考えんなネガティブ!今さらそんな風になっても仕方ないから前向きに考えやがれポジティブシンキング!!」

灰「!」


"どうしていつも自分ばかり責めるの?"



__






『でも…』

『私も一緒にいるから、もう一人で抱え込まないの!』






___ね!"約束"よ?









……ごめんなさい…お姉ちゃん…









千「あ"ー!だからネガティブになんなって!」

灰「わっ…!」


片手でお盆を持った千紗さんに頭をぐしゃりとされて我にかえる。


灰「……ゴメンナサイ。」

千「いやめっちゃ不服そうじゃん。」


すごい剣幕で私を睨むも頭を撫でる手つきは優しかった。



千「つーかそんな風に抱え込んで自爆する前に大好きなコナン君やらお友達三人組やらに頼れや!!ハイ決定、"約束"な。」



灰「__!」






___ね!"約束"よ?






千「じゃなきゃ私まで今回みたいにまた巻き込まれるだろーが!!大体、私の鼻デストロイしとい、て…」

灰「___うん…」




視界が少しずつぼやけてくるとそれはやがてポロポロと頬を伝う。


千「え"!?チョット!?何で!?」

コ「うーわー千紗さんが灰原泣かした〜〜!」

千「え、コレ私が悪いの!?つかおまえいつからいたんだよ!?」

博「千紗くん、例え君でも哀くんを泣かすのは許さんぞ。」

千「ジジィてめーもか!!つか完全に親父目線の溺愛パパだろ!」

博「娘は渡さん。」

千「ノってくんな気持ち悪い!!」


目元をこすってこぼれ落ちるそれを拭っていると工藤くんが隣に来てハンカチを差し出した。


灰「……ありがと。」

コ「……ん。」


前で博士と言い合いをしながら部屋へ向かう彼女を見る。


コ「…いい人だろ、」


すごく小さな声で、無意識に出た言葉らしく彼はこっちを見ずに呟いた。


灰「……道理で貴方が彼女になつくわけね。」

コ「あ?」

千「おいトラブルマシーン共!!早く来ないと全部私が食べんぞ!」

コ「ハァ!?おい待て!」

千「お子ちゃまは残ったソースでも啜ってな!!」

コ「ハァァァ!?」


高笑いする彼女を追いかける工藤くん。


コ「オイ灰原!早くしねーとほんとにあの人全部食っちまうぞ!?」

灰「…ふふ、」



騒がしい人達の後を私もそっとついていった。

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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時

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