128.何故こんなことに!? ページ33
何で、こんなことになっているのか。
千「アイちゃーん。もしもぉーし、聞こえてるぅ?」
扉を叩いても声をかけても全く反応ナシ。
え、ほんとにいる?
千「ハッピーター〇でも50円チョ〇でも買ってあげるから出ておいで〜。」
お菓子にもつられないか…、最近の小学生は贅沢になってるんじゃない?
私が小学生の時は知らないオッサンにお菓子あげるって言われて秒で着いていったけどな。
千「…はぁ、」
ほんとにどうしてこんなことになってしまったのか…__それは、時間を少し前まで遡る。
__
___
千「コナンく〜ん、新一兄チャンに言っといてくんない?……給料出せってさ。」
コ「お金にがめつい。」
千「そりゃがめつくなるわ!!ここどんだけ広いと思ってんの!?君の親戚は私を掃除婦かなんかだと思ってるわけ!?」
大学終わりの午後、雑巾を手に工藤低の書斎にて掃除。何で私がやらなきゃなんないの?
コ「仕方ないでしょ、昴さんの命令なんだから。」
千「あいつは何様なんだよ!」
はたきを手に本棚をバシバシする。
コ「もっと丁寧に、」
千「は?」
本棚から一つの本がズッと落ちる、するとそれに反応したかのようにその列の本が全て落ちてくる。
千「はぁ!?」
避けると_グラリ、脚立が傾く。
コ「ちょ、!」
倒れる__!!!……と思うじゃん?
ガシッと片手で本棚に掴まり脚立だけが倒れた。
千「はっはっは!前回みたいにまた本に埋もれるとでも思ったのかい探偵くんよォ!」
コ「いやちょっと本棚に掴まるな、つか嫌な音が…」
ミシミシ…__バキッ!
千「あ?」
コ「あ、」
え、手に持ってるの何これ、木片?
ドッシーーン。
コ「…まあ…本に埋もれてはないけど、羞恥に埋もれたっていうか…」
千「まず助けろ?」
視界に入ってきた天井とコナン君の顔。
千「ててて…、何なのここの本棚?デカイくせに強度は小さいのか。」
本気で掃除分の金とりに行ってやろうか。
コ「あ〜あ…棚の一部が破損しちまった、」
千「いや私より棚の心配!?私は破損してもいいんか!!」
起き上がって本を手に取りながら怒る。
コ「じゃあちょっと休憩しよっか。」
千「え?無視?」
私の前を通ってメガネは部屋を出ていき、私は舌打ちしつつ作業に戻る。
千「……ふーん、工藤新一のアルバムか。」
直していると見つけた一つのアルバム、それにはよく見覚えのある子供が写っていた。
_ピリリピリリ
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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時