126.勝手に殺すなバーカ ページ31
〜コナンside〜
安「死ぬところだったんだぞ！」
安室さんは怒っていた。
千「…」
きっと千紗さんに危ないことをして欲しくないんだろう、だからこんなに苛立ってる。
千「まあ死んでないし、五体満足って感じだから別に…」
安「毎回こんな風に生きて帰れる、なんて甘い考えをしてるのか？」
コ「安室さん落ち着いて、」
ま、相手は知らん顔で接してるけど。
千「え？何々、安室さんそんなに私が心配なの？随分と気に入られちゃったなぁ〜。」
安「俺は本気で…！！」
千「何がそんなに怖いの？」
その一言でさっきまで怒気を放っていた安室さんが驚いたように目を見開いた。
安「…っ君は一般人だ。なのにいつも危ない場所にいるし、自らそこへ突っ走って行く。そんな事を続けていれば、」
……
安「一般人の君では……いとも簡単に、いつか死ぬ。」
＿＿＿『ゼロ…、俺を信じてくれ。』
安室さんは少し目を伏せてそう言った。
千「…」
頬にガーゼを貼られ軽く包帯を巻かれている千紗さんの手が安室さんの顔へと伸ばされた。
安「！」ﾑﾆｭ
頬をつまんだ。
千「誰想像して言ってんのか知らないけどさ、勝手に私を殺すなバカ。」
不服そうな顔だな。
千「こちとらこの巻き込まれ体質のせいで逃げ足だけはがっつり鍛えられてんだよ、一般庶民と一緒にしないで欲しいね！」
安「…」
安室さんは呆けたように千紗さんを見つめてた。するとピリリと俺の携帯に連絡が入る。
コ「じゃ、じゃあ僕らもう行くね！色々ありがと安室さん！」
千「うおっ、おいおま…、引っ張るな！」
俺は千紗さんを引っ張り病室を出た。
安「…」
＿＿＿
＿＿＿＿
千「コナン君、良いの？何か治療代とかどうなって…」
コ「千紗さんてたまに律儀だよね。…そういうのは全部安室さんが済ませてくれたから大丈夫だよ。」
千「まじかラッキー！」
コ「げんきんな奴…」ﾎﾞｿｯ
病院を出て帰路につく俺たち。
千「てか結局爆発のあとどうなったの？」
コ「爆発して僕らはぶっ飛ばされたんだよ。僕らは平気だったけど爆風をもろにくらった千紗さんは気絶しちゃった。」
へー、だからあんなに怒ってたのか〜〜と呑気に呟きながら隣を歩く彼女。
コ「千紗さんが僕を庇ってくれたから、……ありがとう。」
彼女は危ないときいつも側にいる俺や身近な人を助けようとする。
………だから余計に安室さんは怒るんだろうな。
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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます！もっと面白さを増せるよう頑張ります！ (2019年8月31日 22時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…！？好評価とコメントありがとうございます！楽しんで頂けて何よりです！(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです！もうファンです！至急好評価してきます！ (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します！ (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年2月20日 0時
