【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

118.ポケ〇ンじゃねぇ。ゴリラだよ。 ページ23

「始めましてのお客さんかね？」


後ろから声をかけられ振り返る。


千「？」

「おお、なかなか可愛い子だねぇ。」


太った体にピカピカの頭のオッサン。


千「きっ、」


キタァァァ！！
一覧表に乗ってる店長だよターゲットだよボスだよ！

少々お待ちどころか指名して数秒で出てきた！！


千「あー、えっと友達にすすめられて来て…こ、コンナステキナお店を経営してる店長ってどんなヒトカナーと思ってですね…」←棒読み


食いつなげ私ィ！！ガチャでレアキャラ引いたようなもんだよ逃してたまるか！


「ちょうど奥の部屋が空いてるんだけどどうかね？ここにはいい酒を置いてるんだよ。」

赤(go。)


わしゃ犬か。


千「ヨロコンデ！」

コ(す、すごい展開の速さと運だよ千紗さん！)

赤(よくやった。)


隈野郎めっちゃ上から目線だな。


「来たまえ！」


趣味の悪いゴージャスな服装をしたオッサンは機嫌よく私を案内する。ガヤガヤとしていた部屋を抜けて、奥の廊下を歩く。


千「ゲッ…」


廊下を歩いた先には階段があり登っているととんでもないものを発見。


「ああ、それかね？美しいだろう？」


この店長の金ピカ像。


千「いや美しいっていうか汚らわしいっていうか…」

コ(千紗サン！？)


あ、やべ。思わず本音が。


「ん？何か言ったかな？」

千「いえいえ！！何も！！」


階段の踊り場にこんなんあったら通る度に顔合わせて気分悪くなるわ。ここの店員さんも気の毒だな…。


赤(まさか入店してここまで早く接触出来るとはな。)

千(まさかここまで趣味の悪いオッサンだったとはな。)

コ(二人とも言ってること全然違う。)


目の前で背の低いオッサンの後を着いていっていると…


千「うぶッ！？」

「！」


廊下の角から出てきた人とぶつかる。
胸筋固ッ…、跳ね返されてしりもちをついた。


「すみません！」

千「ははは、だいじょぶだいじょぶ…」


パッと顔を上げると…


「！」

千「え、」


黒めの肌に金髪のイケメン。


安「！？」

千「安室さん…！？」


双方目を見開いて見つめ合う。
だ…、だいじょばねぇぇ！！


千(エマージェンシィィィ！！)

コ(すごく緊急性が伝わってくる。)

赤(どうした、野生のポケ〇ンにでも会ったような反応だな。)

千(野生のポケ〇ンなんて生易しいもんじゃないよ！！これもう野生のゴリラ！！)

コ(いや何の話！？)

赤(ゴー〇キー…)

千(カイリ〇ーだよ！！)

コ(だから何の話！！？)


たすけてェェ！！

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