【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

117.絶対こいつら仕事してねーだろ！！ ページ22

店内の女性客はおしゃれなスーツを着た男性達と楽しそうに喋ったり酒を飲んだりしている。

私は入り口付近のソファに座って店員一覧表のようなものを見ていた。

こ…これは＿＿！！


千(コナン君！赤井さん！緊急事態だよ！！)

コ(どうしたの！？)


私が通信機に耳をかたむけながらそう言うとすぐにコナン君が出た。


千(ここのホスト……、)

コ(ｺﾞｸｯ……)

千(＿＿＿イケメンが一人もいない…！！)

コ(しょうもないよ！！)


ダンッ！と向こうで机を叩いた音がした。いやしょうもなくないよ、大問題でしょ。


千(しかもさ〜コナン君、君らが狙ってるターゲットがさ〜店長として一覧表のセンター飾ってるんだけど……、赤井さんに見せてもらった写真と全然違うんだよね。)

コ(何だって！？)

千(毛根が死滅している。)

コ(どうでもいいよ！！)


髪ないよ、どうしたのコレ。


赤(坊や、俺のみそラーメンはネギ増し増しで頼むぞ。)

千(おい、お前らこそそこで何やってる？とんでもない一言聞こえてきたんだけど。)

赤(写真と全く違った？そんなはずはない。)

コ(千紗さんのせいで勘違い呼んじゃったじゃん…勘違い増し増しだよ。)

千(こっちは毛根滅滅でハゲ増し増しなんだよ。)

赤(ハゲ増し増しってなんだ。)


それよりどうする？
このハゲ店長と接触する必要があるんだから当然指名しなければならない。だが常連でもない私がそうして接客してくれるかどうかだ。


「お決まりですか？お客様。」

千「えっ、あ…はい。」


くそ…ダメ元で言ってみるか。


千「店長さんでお願いシマス…。」

「えっ！？」


おい何だその目は。
お前ソイツ選ぶの？みたいな目でこっちを見るな。大体コイツを選択肢にいれるお前らのチョイスも中々だろーが。


「少々お待ち下さい。」

赤(上手くいくか？)ｽﾞﾙｽﾞﾙ

千(さぁ…、でも私みたいな《ｽﾞﾙｽﾞﾙ》凡人に店長《ｽﾞﾙｽﾞﾙ》がノコノコ出て来て《ｽﾞﾙｽﾞﾙ》くれるわけ《ｽﾞﾙｽﾞﾙ》ないと思、《ｽﾞﾙｽﾞﾙ》さっきからズルズルうるせぇよ！！)


絶対ラーメンかなんか食ってるだろ！！
お前ら作業しろよ！？しかも何で通信機の側で食べるの、隠す気すらないじゃん！！


赤(食べてない。)

千(嘘つけ。)

赤(鼻水の音だ。)

千(汚い。)

コ(赤井さんコショウ持ってきたよ。)

赤(食べてない。)

千(嘘をつくんじゃない。)


もうダメじゃんほんとに捕まえる気あるの？
てかなんでこいつFBI入れたの。

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