【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

115.馬子にも衣装 ページ20

〜コナンside〜


千「うるせェェ！」


千紗さんはフライパンを右手、卵を左手に火をつける。


赤「コーヒーあるか。」

千「自分でしろ！！」


カップとインスタントを用意してお湯を投入。台所からひとしきりウォォォという声と食器の音が聞こえてきて…


ﾄﾞﾝｯｯ！


千「フレンチトーストォォォ！！」


ｶﾞﾁｬﾝｯ！！


千「インスタントコーヒーィィィ！！」


＿＿＿…


コ「…」

赤「…」


僕の前には美味しそうなフレンチトースト。
赤井さんの前にはコーヒー。いや…何やかんや言って全部してくれるんだ。


千「いただきます。」


そして普通に座って食べ始めた…。


赤「今回の作戦を伝える。」

千「せめて日程ぐらいは事前に伝えろや。」

赤「君は"客"としてターゲットが経営しているホストクラブへ潜入してもらう。そして俺達が突入する時、指示する時はこの通信機で行う。」

千「え、無視？」


赤井さんが出したのは…


千「通信機？耳飾りに見える。」

コ「そりゃそうでしょ、バレないようにしてるんだから。」

赤「それとその服も着替えろ、俺の選んだ服がこれに入ってる。いくらかはマシになるだろう。」

千「それどういう意味！マシになるってどういうこと！？私の服がダメみたいじゃん！」


〜千紗side〜


赤井さんが袋から出したのは清楚でカジュアルな服装。それを渡され着替えろと言われた、……リ〇ちゃん人形じゃねーんだよ私は！！


＿＿


＿＿＿







コ「わー！すごく似合ってるよ！千紗さん！」

千「え、そう？………、そう？」←ちょっと嬉しそう


部屋から出てお披露目。
この後すぐに行動するので耳飾り…という名の通信機もすでに装着済み。


赤「馬子にも衣装だな。」

千「誰が馬子だァァ！！お前のそのニット帽剥ぎ取るぞゴラァ！！」

コ「ちょっと赤井さん！？」


殴りかかろうとする私をセーブしながらコナン君はそんな事言っちゃ駄目だよと注意する。もっと言ってやって！？


コ「僕がおだてた意味が無くなるでしょ！」


そうそう、おだて……、おだてた！？


千「おだっ…！？テメェこのクソガキィ！お前人のこと言えねェだろーが！」

赤「行くぞ。」ｸﾞｲ

千「ちょ、首根っこ掴むな引っ張るな！協力してやってんのに君ら何この仕打ち！！？訴えるぞ！！日本の警察なめんなコラ！！」


(私が用意した)コーヒーを全て飲んだ赤井さんはひきずるようにして私を連れていった。


……協力するなんて言うんじゃなかった。

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