80.信じられない真実 ページ33
こんなに喋る人だったか、と疑問に思う。
蛍「…私の"目的"の為。」
爆「あ？目的？」
予想していた返しとは違ったのか聞き返される。
爆「…ハッ、テメェら兄妹揃って家事情に悩まされてんのかよ。」
蛍「…！？…兄さんが話したの？」
爆「"フカコウリョク"だ、聞いちまった。」
蛍「……立ち聞きしたんじゃなくて？」
そう言うと飲んでいたお茶が気管に入ったのかむせる爆豪。わかりやすい。
蛍「…いい趣味してるね。」
爆「フカコウリョクだっつってんだろ！動けなかったんだよボケ！！」
実際疑い深い所だけど。
爆「チッ」
蛍「……昼食提供、どうもありがとう。」
立ち上がって一応それだけ言っておく。
爆「…」
オ「轟少女。」
教室へ戻ろうと廊下を歩いていたら後ろから声をかけられ振り返った。
蛍「…オールマイト…ですね。」
そこにはガリガリの痩せ細った体をしている男性がいた。
オ「…君に話があるんだ。休憩途中に悪いね。」
蛍「…はい。」
蛍「…活動、限界…？受け継がれる"個性"…？オールマイトが…？」
何を言ってるんだこの人は。
オ「ああ。話した通り私はいつものフォームを保っていられる時間が激減してしまったんだよ。」
昔、敵に大怪我を負わされたらしいその腹は痛々しい傷がついている。
オ「今話した事はくれぐれも他言無用で頼むよ。なぜなら…」
蛍「リスクが高すぎる、そんなことを敵にでも漏洩されたら必ず狙われる。そうですよね、……何故私に話したんですか？」
オールマイトは少し驚いてまた話し始めた。
オ「君にはUSJの時にガッツリと見られてしまったからね…、それに味方は多い方がいいだろう。」
蛍「…味方？」
オ「緑谷少年のさ。あの子はまだまだ未熟だからね…少しでもいい、必要な時は力になってやってほしい。」
力になってほしい？何で私が…
オ「君は黙って見てみぬふりをしてくれていたのにすまない。」
＿＿
蛍「…No.1ヒーローの頼みでしょう。他言するにはリスクが大きすぎる…協力しますよ。」
オ「轟少女…ありがとう。」
相「んじゃ始めんぞ、お前ら。」
芦「おー！！」
相「うるさいぞ芦戸。」
午後になって訓練が始まった。
麗「蛍ちゃんお昼どこ行っとったん！？」
飯「ちゃんと食べたのかい？」
焦「蛍、お前何も食べてねェだろ。」
緑「ちょ、皆一気にしゃべりすぎだよ！」
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pino(プロフ) - 桜さん» エンデヴァーって絶対親バカだと思うんですよね…笑 (2019年7月3日 20時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - エンデバーw親バカw (2019年7月3日 20時) (レス) id: 7bef5e0dd1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 美加代さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)頑張ります！ (2019年5月6日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
美加代 - めっちゃ面白いです！もう毎日更新楽しみに待ってます！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2019年5月6日 6時) (レス) id: 3ef79b5796 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - 南風さん» 漢字難しい…！コメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年3月15日 16時
