【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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「じゃあ、名字は？」


「名字、は……」


そこまで言って、頭がズキリと傷んだ。あれ？俺の名字って何だったっけ？

今まではちゃんと思い出せたのに、何で今回は思い出せないんだ？
本当に俺ってば記憶喪失？？


「ごめんなさい、分からない… 」


俺が俯いてそう言うと、コナンくんは焦ったように大丈夫だよ！こっちこそ無理に聞いてごめんね！と謝ってくれた。



俺俳優なれそう……。



「Aくんは何歳なの？」

蘭ちゃんに質問されたあああああ


「え、っと、多分、14歳」

蘭ちゃんがそっか、と言う。

コナンくんは俺の身元を証明出来るものを探しているのだろう、俺の学ランを漁っている。


「あれ？これ、帝丹中学校の制服だね。」

蘭ちゃんもホントだ！と言っている。

これ帝丹の制服なんだー。

じゃあもしかしたら近くに住んでたのかも！と俺のために色々なと思考を巡らせてくれている二人。
優しすぎか……。

そろそろ名前聞いた方がいいかな…知ってるけど…


「二人の名前、聞いてもいいですか…？」


「あ、ごめんね！名乗らなくて…怖かったよね！私は毛利蘭！17歳だよ。」

「僕は江戸川コナン！」


ッアー二人ともくっそ可愛ええ………


「蘭さん、と…コナンくん…？」

蘭ちゃんの名前を呼べば蘭ちゃんは嬉しそうに俺の頭をなでてくれた。
コナンくんもニコニコ笑顔。


「コナンくんかぁ、変わったお名前だね……」

ずっと思ってたことを言ってみた。

コナンくんはギクッと身体を強ばらせて、こういう名前の小説家さんがいるんだよ！と冷や汗をダラダラ垂らしながら言っていた。

コナンくんわかり易すぎだろ


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FILE.6 ―side.CONAN→←FILE.4

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