【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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「はぁ、てかこんな夜遅くに中学校行っても開いてないんじゃ……？？」



俺バカかよなんで蘭ちゃん達に言う時に気付かなかったんだよコナンくんもなんで可笑しいと思わなかったんだよ


街灯の光を頼りに走ってきてはみたけれど、俺にとっては全く知らない土地。迷子以前の問題だ。

もう今日は野宿するしか、と最悪の場合を考えていると、尻ポケットからSNSアプリ特有の通知音が鳴った。

「おあ……？？」


あれ、俺携帯持ってたんだ、尻ポケットだったし気づかなかったや。
制服の尻ポケットに手を伸ばし、それを抜き取る。

えっ今流行りのセブンじゃん嬉しす〜最新機種やばーいかっこいい〜(女子高生風)

でもiPhoneカバー真っピンクの花柄なんですけどーなんでこれにしたのー？ねぇねぇー(泣)

もうこの際見た目は気にしない。
画面には『unknown』とだけ映っている。

頭にハテナを浮かべながら表示ボタンを押すと、その『unknown』とのトーク画面が現れた。


unknown君の家は次の角を曲がって左にある一軒家。名字は片霧。


たったそれだけの文。

それだけでこの『unknown』が一体誰なのかすぐに理解することが出来た。

これがトーク相手に届くのかは分からないけれど、とりあえず返信。

Aありがとう。あんた神様?

えっ既読ついた早い。

unknownそうだよ。もう7年の仲だし、LINE友達から始めよう

何言ってんだこいつ

Aひとつ言わせてもらうけどiPhoneカバーのセンスが欠片もない。喧嘩売ってる?

unknownごめんね

謝るのはや。可愛いかよ
ていうか俺、神様とLINEしてるやばい。

そうこうしてるうちに、いつの間にかこれから自分の家である片霧家の前にいた。

一般的なサイズより少し大きいくらいの家。



明日はちょうど休みらしいし、銀行行って、iPhoneカバーを買うからその時にちゃんと家の外装を見てから行こう。

遠くからでは分からないが、奥の方に花壇があるのが見える。お花もいっぱい咲いているのだろう、これも明日見てこよう。

早く死にたいとは思うけれど、明日は少しだけ、ほんの少しだけ。楽しみになった。

FILE.11→←イラスト描いてみたよっていう

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