キミが光 ひかりヒカル〜年の瀬編〜 2

50 K side シャワータイム ページ19

晩メシの 片付けを 終えた
よこーさんが 帰り。

二人とも 疲れてるだろうからって
先に 風呂を 勧められた。

誰にって？
そりゃ 残ってんのは さのっち だろ。
自宅の 風呂が 壊れてるから
今夜も 泊めてくれって･･･太輔に 言ってた。

･･･ 何か 胡散臭い 理由だぜ。


せっかく 服の下に 隠してた 点滴の針。
防水の テープを ぐるぐる巻きに した時点で
太輔に バレてるし。

予想通り どうしたのか と 聞いてきたけど
さのっちが 念の為だから 心配ないって
うまく 誤魔化してくれた。



追い立てられるようにして 来た 風呂場。
太輔は 躊躇うことなく どんどん脱いでく。

俺は 未だに この 服を脱ぐって 行為が
慣れなくて･･･ 恥ずかしくて 仕方ない。
仕事でなら パンツ一丁で
なんなら ステージ一周も 出来る勢いなのに。

出来るなら 遅れて入ろう なんて
ノロノロ 上を 脱いでると

既に 上半身裸の 太輔が ジーンズを 降ろし。

(･･･あｯ！！)


俺の 動きが 止まる。

前屈みの 太輔が なに？ と 顔を 上げる。

･･･ 目が 合う･･･

ニヤリと 口端を 上げる 太輔。


「あー これ？ これ さー ･･･ヤバイでしょ？
すんげー 派手で。真っ赤 だよ？

どっかの カワイイ誰かさんが
心配で たまんないらしくって さー？
《ウワキ封じ》らしいよー ･･･ﾌﾌ////」


「･･･ //////// ｯ！！」

履いてる 本人は 全く 恥ずかしそうじゃなく
見てる 俺の方が 目を逸らす始末。

あー /// ･･･ ･･･ 自爆 だ。



「･･･ ヒロ ･･･ 俺、すっごく 嬉しかった//
･･･ ありがと な。

服･･･ 脱ぐの 手伝うわ。針 ジャマでしょ？」


俺が びっくりしない様に･･･
必ず 声を 掛けて
前から ･･･俺の顔が 見える様に 触れてくる。


やっぱ 瞬間は ビクってなる 情けない 俺。
でも その後の 虫が這う ゾワゾワは 来ない。


「シャンプー ･･･ さ せ て？」

「･･･ん。」

あっという間に 素肌を見せる 俺の 上半身。



「･･･身体も ゴシゴシ しちゃおっかな？」

ズボンと 下着が 一気に 降ろされ

「･･･ ･･･ ん･･･ ･･･ ｯ// 太輔ｯ！」


頭が 弾ける前に
太輔に ･･･抱きついてた。




「･･･ヒロ･･･ ヒロ･･･
･･･ 俺 いなくて ･･･ 寂し かった？

俺 ね。 ホントに ヒロが いないと ダメ。
この先も ずーっと 一緒 な？
何が あっても･･･ 約束だし な？ 」


少し 遠慮がちな キスが おデコに 落ちた。

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