#番外編26 ページ28
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目を開けて携帯を確認すると9時だった
隣を見るとジェシーや慎太郎はまだ寝ていた
そっと部屋を出て大我の部屋を覗くと
樹だけしか寝ていなかった
大我、もう起きたんだ
俺は1階に降りた
リビングに行くと
大我のお母さんがいた
「おはようございます」
京ママ「あら、おはよう」
「大我は?」
京ママ「さっき起きてきて庭の方に行ったと思うけど・・
朝ごはん出来ているから起きてる人から食べて頂戴ね
大我のところに行くなら大我にも言っておいてくれる?」
「わかりました
夜中まで騒がしくてすみませんでした」
京ママ「ううん、何より大我が楽しそうだったから
あの子、北斗くんが亡くなってからぼーっとして
心ここに在らずみたいなこと多かったの
昨日は久しぶりにあんなに楽しそうな大我が見られて嬉しかったわ
じゃあ、よろしくね」
そういうと部屋の奥の方に行ってしまった
大我のお母さんが言った通り庭の方に行くと
大我が庭の真ん中で空を見て佇んでいた
「大我!」
近くまで行って声をかけるとびっくりしたようにこっちを見た
大我の顔を見ると瞳から涙がこぼれた
「どうした?」
京「ううん、久しぶりに楽しかったけど
ああ、北斗居ないんだなって
北斗と不仲だ、不仲だって言われてたけど
俺には北斗が必要だったしグループに必要だった
北斗は俺のこと本当に必要だったかなとか
色々考えちゃって」
「北斗言ってたろ?ここに居ることができて楽しいって」
京「俺が居なかったら病気のことも
再発したこともアメリカに行くことも
言ってくれたんじゃないかとか」
「大我、そんなこと言うなよ」
大我がまた空を見上げた
「6人でSixTONESなんだよ
誰一人かけちゃいけなかったんだ
大我も必要だし、北斗も必要だよ
北斗は1人で何事も抱え込みすぎたんだ
誰も悪くないよ、もちろん北斗も大我も」
京「ありがとう、、
大切だったんだ、みんなとの時間もだけど北斗との時間も
もっともっと6人で色々したかったな」
「そうだね、俺もだよ
北斗の分も俺たち5人は頑張らないとな
北斗に恥ずかしくないように生きないと」
京「そうだよね」
2人でしばらく空を見ているとリビングの方から騒がしい声が聞こえた
「みんな起きてきたね、そろそろ行こうか
大我のお母さんが朝ごはん出来てるって言われてたんだった」
京「うん、ありがとうね、こーち」
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作者名:ちきん | 作成日時:2019年12月12日 13時