ほくてぃーの短編集

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side_京本





京「早くー キスしてよ」





キスなんて…と、ドキドキしている俺とは違い

余裕な表情でキスするのを急かしてくる彼





「えー、しなきゃダメ？」



京「だめ」





この頑固姫め





「きょーもと、こっち来て」



京「うん」





京本を俺の膝に乗せた





そして、





ﾁｭｯ





今日2度目のキスを軽く交わした





京「んふっ
さてと、ご飯食べよ」





京本は、俺がキスしたから満足したのか

スッキリとした顔でご飯を食べ始めた





京「あれ？ 北斗は食べないの？」





ほんと、俺に余裕が無いの分かってるくせに





「もう、きょーもととはデートしない」





俺だって仕返しするし





京「良いよー」



「え？」





予想してた返答とは違う答えが帰ってきたからびっくりした





京「その代わり、樹と遊んでくるから」





樹…

1番近づけては行けない人



京本の過保護に関しては誰も勝てない





京「ほんとに良いの？」





もし、デートを断られた、なんて樹が知ったら

…生きては帰れない





「すみませんでした…
デート、行きたいです」



京「んふっ 北斗の負けだね！」





負けって…
勝負してないんですけど？





京「じゃ、今日1日は俺の言う事聞いてねー」





だから勝負してないんだけど…

って言おうとしたけど、どうせ俺が負けるに決まってる





「はい…」



京「よろしい
じゃ、早く行こ？」





今日1日は京本に振り回される日になりそうです。





ま、それが幸せだったりするんだけど…









きょもほく__幸せな朝

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