釣り合いたい【NJ】 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:18,464 hit

ページページ5

目の前で、授業を始めているナムジュン先生を見て
はあ、とため息が出た。

さっきのナムジュン先生は、何だったんだろうか。

私の、聞き間違いだったのか？

≪俺のこと、気になる？≫

って、思い返しても耳がちゃんと覚えてて

低い、大人の男の人の声で。

いつものナムジュン先生の声とはまた違った、耳に、頭に、体に響く声。

思わず、その場で勢いよく立ち上がって
床に散らばったプリントは、ちょうどよく全て集められていたから

ひったくるようにして、教室へと逃げてしまった。

そんなことがあっても、私の目はナムジュン先生しか追ってなくて
休み時間になると、今のところ唯一の友達のジミンが

JM「A、先生のこと見すぎ」

『え？やっぱり？』

JM「そんな熱い視線送ってたらばれるよ？好きって」

机にうなだれながらも、私の相手をしてくれるジミン。

それがね、バレたかもしれないんだよジミナ。
なんて確証がないから、打ち明けることもできなくて

JM「しかしどこがいいんだよナムジュン先生の。どう見てもがり勉じゃん」

『ガリ勉！？どこを見てるのジミン。スタイル抜群だし笑ったら無くなる目とか、えくぼとかすごく可愛いじゃん』

JM「笑ったら目がなくなるのは、俺もだよ」

ジミンとは違うの！ってバシっ！！て肩殴っといた。