school 32 ページ31
ジョングクが練習に戻ったあと、ベンチに腰掛ける。
少しのあいだジョングクのサッカーしている姿を眺めていた。
ジョングクのサッカーしている姿をきちんと見ていたわけじゃないけど、小さい頃から誰よりも努力していたのは知っているから
汗を流しながら他の部員たちと楽しそうにはしゃいでボールを追いかけてるジョングクは、なんだかキラキラしていた。
その時、何やら小柄な女の子が重たそうに水筒を何個も抱えて目の前を通り過ぎた。
あっと思ったのもつかの間、女の子は立ち止まって私の顔を見る。
やべ、これってもしかして。
「…………ジョングク、の」
「あ、はい……ども……」
なんだか泣きそうな顔になっている女の子。
おいジョングク、元カノは大丈夫だって言ったのは嘘か?
「付き合ってるんですか?ジョングクと」
さっきまでの泣きそうな顔はどこへやら、今度は真剣な目付きになっていた彼女。
「いや……わたしは幼なじみで……」
「…………まあどっちでもいいんですけどね。捨てられたのは私だし。」
なんだ、わたしはこれから何を言われるんだ。
「いいですよね、幼なじみっていうポジション。こうやって幼なじみでいればずっと隣にいれますもんねジョングクの。
でも、貴方が幼なじみって思ってる限りジョングクは報われませんね」
んんん?ん?どゆことだ?
「え?それは……一体どういう、」
「自分で考えてみたらどうですか?わたしは振られた身なので、でも今でもジョングクのことは好きです。貴方がいらないのなら、本気で奪いますよ」
この子は……彼女はなんて強気なんだろうか。
あんまり話したことない私に対して、凄く威圧感が凄い。
でも、なんだか言われてることがグサグサと心に刺さっていることも事実。
その場で、何も言い返せずに彼女が立ち去ったあともボーッとボールを目で追いかけていた。
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uri(プロフ) - サラさん» ありがとうございます! (2022年9月20日 10時) (レス) @page25 id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 23が飛んでます!!いちいちごめんなさい……。 (2022年9月20日 7時) (レス) @page24 id: 7557d02cd0 (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - サラさん» あ!本当ですね!ありがとうございます!直しておきます!たぶんまだ書いてないやつが勝手に更新されてました!すいません! (2022年9月18日 8時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 余計だったらすいません。エピソード17飛ばして18になっちゃってます!それとエピソード20は何も書かれていないのはなぜ,,,? (2022年9月17日 22時) (レス) @page18 id: 14c2b1cff3 (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - サラさん» サラ様コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しすぎます泣頑張って書き続けたいと思います! (2022年9月17日 19時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:uri | 作成日時:2022年8月31日 22時