俺のスカート、どこいった 3

♯8 - 4 ページ5

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『ねぇ秀くん、Aね、幸せに暮らしたいんだ！』





明智｢幸せって、どんな？｣






『うーん、秀くんと結婚する！



それで、パパとママになるの！！




赤ちゃんを沢山愛してあげたいなー。』





明智｢出来るよ！僕とAちゃんなら！｣






『じゃあ、約束！！』





今思えば、これが現実になるなんて思ってもなかった。






そして、俺らが中学に上がった頃、Aの父親は取り返しのつかないことをした。






『……』






明智｢A。｣





『お母さんも馬鹿だよね！




あんな最低な男と付き合って、結婚までして、私産んだんだよ…笑』





無理して笑ってた。





Aはお父さんに認めてもらおうと、勉強も何もかも頑張ってた。






それが一気に崩れたんだ。






『はぁ、これで殴られなくて済むって思ったら清々するよ！』







明智｢無理しなくていいんだよ。｣






『してないって！笑



ごめん、帰るね。』




あの時は何にもすることが出来なかった。




Aの体に日に日に増えてく痣や、傷。



見てて痛々しい程だった。






後から、Aの父親は借金までしてたことを聞いた。





母親はそれを返そうと必死に働いて、2人を養ってたけど、それも限界みたいで、

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