俺のスカート、どこいった 3 (ページ39)

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「えー、では続いて原田先生！原田先生いるかな？

原田先生はー……、あれかな？いないか！

原田先生はあれですね、あれです！」

原田「いるわよ！」

「あ、いた。」

のぶおあの時とおなじ、すごい汗……。

原田「なぁに、私の出番でしょ？え、ここ土足禁止？

これ、上履きなんだけど。」

「いや、あの…」

原田「どうも！原田です。」

「いや、汗が…。」

原田「私、話しておかなきゃならないことがあって…。」

原田「私実は、病気で余命いくつかって言われてて、でも、それとっくに過ぎてます。」

病気………？

原田「余命言われた時は、あぁ、私死んじゃうんだぁと思っちゃったんだけど、

なんかあっという間に過ぎて、あれ？私いつまで生きるのかなぁ？なーんて。」

原田「で、今日なんと余命いくつかなのに、誕生日迎えました！

まさか迎えることになるとは思わなかったんですけど、、あ、ここ笑うところ。」

全然、笑えるわけないよ………。

原田「で、余命すぎた辺りで、やりたいこと全部やっておこうと思って。

もういつ死ぬか分からないから、まぁ、この教師もそうなんだけど、

やりたいことノートっていうの作ってて、いとちゃん。

これ糸ちゃん。私の娘。」

原田「ごめんね、言ってなかったね。それはまた今度話すね。」

校長先生も娘さんがいること分からなかったみたい。

原田「糸ちゃん、ノートちょうだい。

まず、教師になりたかった。

それからボクシングでしょ？

文化祭、探偵、学校のテスト、部活の顧問、バージンロードをウェディングドレスで歩く。

他にもね、色々ある。

宇宙に行きたい、安室ちゃんとマドンナにも会いたい。

雲の上にある、テラスカフェでお茶も飲みたい。

馬車で川沿いを走りたい。

大統領に会ってみたい。

象使いの免許が欲しい。

ボウリングで300点取りたい。

娘の花嫁姿が見たい。

ありがと。」