俺のスカート、どこいった 3 (ページ11)

今日:16 hit、昨日:14 hit、合計:154,810 hit

♯8 - 10 ページ11

・

東条side

次の日の朝、教室に入ると山内の話で持ち切りだった。

｢山内妊娠とかやばくね。｣

｢明智と山内の子ってことだろ？｣

｢なんか、最近学校来ないのも妊娠したからなんだよね。｣

のぶおのおかげもあって山内のことを侮辱する言葉は聞こえてこなかったけど、

クラスの空気が重くなった気がした。

明智｢はよ。｣

東条｢明智…。｣

その時、明智がやってきた。

｢あ……｣

明智｢妊娠したことは変えれねぇし、無責任な俺も悪いから。

気にすることなんてねぇよ。｣

若林｢山内さん、いつ頃産むのかな？｣

明智｢あ…腹はでっかくなってるし、そろそろだと思うけど。｣

川崎｢え！ほんとに？え、性別ってどっちなの？｣

その言葉に反応したチア部の女子達が俺たちの周りにやってきた。

明智｢女の子。｣

堀江｢え、絶対可愛いやつじゃん。｣

その会話で重かった空気が軽くなった気がした。

東条｢じゃあ、産まれた時、お祝い持っていかね？｣

川崎｢それいい！！赤ちゃんが着る服とか可愛いよね～。｣

明智｢いいと思うけど、出産直後はやめろよ。

あいつ多分疲れきってるから。｣

堀江｢じゃあ生まれて、２週間くらい経ったらプレゼントするってのでどう？｣

明智｢まぁ、それなら…。｣

川崎｢よし！！

部活ない日にベビーグッズ見に行こうよ。

東条も若林も行くでしょ？｣

東条｢え、｣

なんで俺まで。

川崎｢言い出しっぺは東条じゃん。｣

若林｢僕は大丈夫だよ。

デートの時手伝ってくれたし。｣

堀江｢……ってことで東条も行くってことで決定！｣

東条｢いや、勝手に決定すんなよ！｣