ep.7 敵との遭遇―Encounter― ページ33
夢主「っ…！」
黒モヤの敵によってエリーが飛ばされたのは、水難ゾーンの上空、下手な飛び込み台よりもはるかに高い位置だ
夢主「(このままじゃ着水のダメージが大きすぎるっ！)」
空中で落下しながらエリーは体の向きを変えて飛び込みの姿勢になり、大きく息を吸い込んでそのまま勢いよく水に突っ込む
ある程度水に沈んでから、エリーはゆっくりと体の力を抜き、水の浮力に任せて上昇し始めるのを待つ
夢主「(敵の目的はオールマイトの殺害…
けど、オールマイトの殺害なんて、数を集めただけの有象無象にできることじゃない
だとしたら、注意すべきはあの手だらけの男と黒モヤ、そして脳みそがむき出しの敵…
飯田君がヒーローたちを呼んでくるよりも早く、みんなが来てくれればいいんだけど…)」
エリーはゆっくりと下降が止まったのを感じながら、これからの行動やクラスのことを考える
体が浮き始めたのを感じたエリーは、浮力を利用しながら体を反転させ、“個性”を使ってシューズをモノフィンの形に変えて、一気に水面に向かう
しかし、エリーが水面に到達するよりも早く、
エリーの意識は敵の気配を感じ取った
敵３「来た来たぁ…
てめぇに恨みはねぇけれど、さいならぁ！」
そう言ってサメのような見た目をした敵は、
大きく口を開け、まっすぐエリーに向かって突っ込んでくる
しかし、エリーはそれを右から左へ流れる激流をぶつけることで、
敵ごと横へそらし、そのまま体勢を崩した敵の脇腹に、フィン(という名の金属の塊)で蹴りを入れる
蹴りを食らった敵がゆっくりと沈んでいくのを見て、エリーは再び水面に向かって泳いでいく
水面に出て、軽く肩を上下させながら、エリーはひとまず周囲を見渡す
あたりの水面は静かなもので、10mほど先にはクルーザーが一隻、とまっている
すると、背後から誰かが水面に上がってくる音が聞こえ、エリーはゆっくりと振り向く
蛙吹「Aちゃん、無事でよかったわ…」
夢主「梅雨ちゃん、峰田君…
二人とも、ここに飛ばされていたのね
ひとまずあそこの船の上に移動しましょう、このままでは敵に狙ってくださいと言っているようなものだから」
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そよ - 緑谷君がいないですよね。 (2020年8月16日 6時) (
レス) id: b161648529 (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - わー♪頭の中がパンクしそう♪設定、特に今のE組の関係しりたい♪憧れって殺せんせーかな♪ (2020年1月14日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
カンパニュラ(プロフ) - 天川さん、リクエストありがとうございます！できる限り頑張ってみます!! (2018年9月30日 15時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)
天川(プロフ) - 見させてました！！主人公は緑谷くんの立ち位置なんですね！そこでリクエスト？をお願いします。緑谷くんを敵の方で登場させたりはできないでしょうか…？そんな展開も面白いかな〜ということで、お願いします。 (2018年9月29日 22時) (レス) id: 14e99eec09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2018年9月22日 16時
